5月6日の8時53分に、南西諸島ピースネットの Facebook の投稿欄に以下の書き込みがありました。投稿者は3月にネット上をお騒がせした石嶺香織さんです。
宮古島もファミリーマートに、自衛隊のDVDが置いてありました。
「自衛隊 離島防衛作戦~今そこにある危機に備えて~」
ファミマの特別価格と書いてありました。1078円。
他にも航空自衛隊のものなど、シリーズで3つ並んでいました。47分もあります。
「製作協力 防衛省 自衛隊」とあります。
これをファミマと提携して販売しているというのは、どういうことでしょうか。
全国のファミマにあるんでしょうか。
内容は離島奪回作戦を事細かに説明していましたが、住民の救助のシーンは一度もなく、住民は一人も出てきませんでした。
その後(2017年5月9日)斉藤美喜名義の投稿がありました。
沖縄県内のファミマ全店から撤去してもらえる事になりました。
苦情のメールに対する回答がファミリーマート沖縄の担当者からきました。
内容を見ずに品ぞろえをして申し訳ない、同様の雑誌も扱っていたが、それと合わせて、県内の全ファミマに、本日午前中に撤去の支持を出しました。
不快な思いをさせて申し訳なかった、というお詫びの言葉を頂きました。
誠実な対応に感謝です。
この投稿の何が問題かといえば、政治家がファミリーマートの販売している商品に対してクレームを出していることです。石嶺さんは市議ですので、彼女の問題提起は一般市民よりも重いのです。南西諸島ピースネットのフェイスブックを見た限りでは石嶺さんは問題提起者→実際の抗議は斉藤美喜さんが行ったようですが、ファミリーマートからすれば「背後に政治家の影がある団体からのクレーム」ですので、最終的には全島店舗からの商品撤去の決断を下さざるを得なくなりました。
これはファミリーマートから見れば、政治家が関与した形の営業妨害そのものです。南西諸島ピースネットの対応はハッキリいって稚拙と言っても過言ではありません。「自分たちの主義主張にそぐわない場合は力で潰してしまえ」とでも思っているのでしょうか?今回の件で真に抗議するのは、ファミリーマートではなく、DVD作成者でしょう。南西諸島ピースネットがDVD作成メーカーに作成の意図等の抗議を行った記録は今のところ確認できません。
石嶺市議は3月の炎上騒ぎから何を学んだのでしょうか?政治家の発言は一般人よりも重いということを全く理解していません。このような人物が宮古島市議であることは、宮古島市にとっては決して良いことではありません。しかも南西諸島への自衛隊への配備よりも、「南西諸島への自衛隊配備を反対する人たち」のほうが遥かに危険であることを暗示していると言わざるを得ません。実に残念なことです。(終わり)。