【2024年】りうきうの逸材 – 大濵安綺(ウェルネス3年)

先月22日から絶賛開催中の第106回全国高等学校野球選手権沖縄大会(以下夏の沖縄大会)も、14日の試合でベスト4が決まりました。準決勝以降の展望は改めてアップするとして、りうきうの逸材シリーズ第六弾はブログ主お気に入りの大濵安綺選手(ウェルネス3年)を紹介します。

ブログ主が彼を始めてみたのは令和04年(2022)10月1日の秋季大会準決勝(ウェルネスvs糸満)との試合で、この試合で大濵君は5番を打ってました。その時はあまり印象に残っていなかったのですが、翌05年(2023)7月11日の夏の沖縄大会準決勝(ウェルネスvs興南)で、田崎君(興南)のストレートをレフト前にはじき返した打席のインパクトは忘れられません(下記引用リンク参照)。

ウェルネス沖縄、1点守り切る 大濵、値千金の一打 夏の甲子園2023・県大会

大濵君のウリは勿論打撃ですが、実はそれ以上に彼はひとつひとつのプレーが全力、つまり手を抜かないのが最大の長所なのです。例えば、去年9月の秋季大会の動画を紹介しますが、内野ゴロに対して素早く一塁までカバーリングに走る大濵君の姿に注目してください(この試合は3番捕手でスタメン出場しています)。

※【タビックスタジアム】とありますが、この試合はコザしんきんスタジアムで行われました。

プラス秋季大会のフルスイング動画も紹介します。この試合はノーヒットですが、強く振れるのが彼の持ち味です。

今年の夏の沖縄大会はベスト8の北山vsウェルネス戦を現地観戦しましたが、3番一塁手でスタメン出場した大濵君は6打数3安打と打撃で勝利に貢献しました。だがしかし、ブログ主が衝撃を受けたのは第二打席。この打席でかれは滞空時間の長いレフトフライを打ちます。ちなみに今大会、新バットでここまで高いフライを上げたバッターは外にはいません。

ちなみに北山との試合は、ウェルネスにとってなかなか点が入りそうで入らない展開が続きます。その理由の一つが大濵君の前にランナーをためることができなかったからです。次に紹介する動画も、大濵君は(7回表の)トップバッターですが、彼は出塁にこだわったチームバッティングに徹し、そして右中間に2塁打を放ちます。そして積極果敢に2塁をねらう走塁、そして塁上でナインの士気を鼓舞するあたり、全力プレーがモットーの彼の持ち味がすべて詰まった必見のシーンです。

現場で大濵君の一塁守備を見た方ならご存じかと思われますが、彼は非常に柔らかい体の持ち主です。フルスイングがモットーも状況によってはケースバッティングに徹する起用さも併せ持つ、りうきうが誇る右の大砲と断言しても構いません。しかも今年のウェルネスでは彼はチームキャプテンも任されていますが、実際に試合での振る舞いを見ると、攻守にわたりチームの中心としての自覚を強く感じることができます。

素材の比較対象は、盛島稜大(興南→ソフトバンク)、仲田侑仁(沖尚→広島)であり、よくぞここまで成長したなと感慨深いものがあります。そしてこれほどの逸材なら、上のレベルでも需要があること間違いないと思いつつ、今回記事をまとめた次第であります。

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