突っ込まざるを得ない記事を紹介するシリーズ – 大正編

今回は突っ込まざるを得ない大正時代の事件を紹介します。大正2年(1913年)に県庁放火(1月18日)東町大火(2月11日)という歴史的な事件が発生し、それに関連して『琉球新報』の記事をチェックしていると目を疑うような内容のニュースを複数目の当たりにしました。その中から3つほど記事を紹介しますがブログ主判断で旧漢字を訂正し、必要に応じて句読点を配置しています。読者のみなさん、気合を入れてご参照ください。

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沖縄県民の分類法

今回は現時点でブログ主が想定している沖縄県民の分類について言及します。歴史ブログを運営して3年弱、配信記事も600を超え、その過程でいくつかの”気づき”がありましたので、その点を踏まえながら誰にでもできる簡単な分類方法を説明します。

なぜこのようなことを思いついたのか。それは従来の保守革新や、右・左といった仕分けだけではもはや現実を理解することはできないと判断したからです。沖縄県民の底流には”現実主義”があり、その中でどのように区分けすることが可能か、この点に着目してブログ主なりに仮説を立ててみました。読者のみなさんぜひご参照ください。

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沖縄タイムス”創刊号”

今回は参考までに、昭和23年(1948年)7月1日付の沖縄タイムス創刊号1面の記事を紹介します。旧沖縄新報(大東亜戦争時の一県一紙統合政策によって誕生した新聞社)の社員が中心になり、そして米軍政府の発行許可を得て「沖縄タイムス」は誕生します。そのときの創刊号の記事を見ると、ブログ主からみて極めて興味深かったのが

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”鉄の暴風”の変遷

今回は沖縄県立図書館の5階「郷土資料室」に現存する朝日新聞社刊行『鉄の暴風』(初版)について言及します。ちなみに郷土資料館には初版『鉄の暴風』と沖縄タイムス社刊行の第2版が貯蔵されており、両者を比較すると極めて興味深いことが分りました。まずは第2版の「再刊行について」の全文を書き写しましたので、読者のみなさん是非ご参照ください。

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ご都合主義

今月24日に実施された「辺野古米軍基地建設のための埋立の賛否を問う県民投票(以下県民投票)」も無事終了し、有権者数 1,153,591 人に対する投票率が 52.48%、そのうち「反対」が 72.2% という結果が出ました。

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皇室と沖縄県民

今月24日、東京・国立劇場で開催された天皇陛下在位30年記念式典において、歌手・三浦大知さんが両陛下作詞・作曲された「歌声の響き」を独唱しました。このことは両陛下の沖縄に対する想いが特別であることを意味しますが、その理由として昭和天皇の悲願であった沖縄行幸が実現できなかったことへのご無念を少しでも晴らしたいお心からだと推察できます。

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”戦果”に関する沖縄タイムスの見解

今回は”戦果”に関する沖縄マスコミの態度について紹介します。昭和24 年(1949年)7月17日付沖縄タイムスにおいて”戦果”に関する社説が掲載されていました。ブログ主が確認した限りでは、おそらく戦果に言及した初の社説です。原文は少し読み辛いところがあるので、ブログ主にて旧漢字を訂正、必要に応じて句読点などを追加しました。この社説は当時の沖縄タイムスの社会における”ステータス”を伺う上で極めて興味深い内容で纏められてます。読者の皆さん、是非ご参照ください。

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昭和あるある – 暴力追放宣言決議(全文)

昭和 51 年(1976 年)12 月 6日、暴力団上原組が那覇市安謝の曙町に”山口系大平組直系上原組”の看板を掲げたことで、地域住民および那覇市が大さわぎになった案件があります。第四次沖縄抗争のいきさつについての説明は割愛させていただきますが、同月 12 月 17 日の那覇市定例議会では、本会議冒頭にて「暴力追放宣言」を採択、同月 19 日には那覇市安謝で「暴力追放住民総決起大会」も開催され、その結果上原組は安謝から撤退せざるを得なくなりました。この件に関して 17 日付琉球新報から該当する記事を書き写しましたので、読者の皆さん是非ご参照ください。

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琉球新報社編 – ことばに見る沖縄戦後史

今回は参考までに琉球新報社編『ことばに見る沖縄戦後史』より、戦果に関する記事を紹介します。ブログ主が確認した限りですが、この記述が一番わかりやすい内容となっています。読者のみなさん、ぜひご参照ください。

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突っ込まざるを得ない記事を紹介するシリーズ – 戦果編

戦後から復帰前までの沖縄を舞台に「戦果アギヤー」をヒーローにした青春小説「宝島」が、沖縄県内で異例の大ヒットを飛ばしているようで、沖縄県立図書館にも貸出予約が殺到しているようです。

直木賞「宝島」、読めるのは3年後!? 沖縄県立図書館に予約殺到

残念ながらブログ主はまだこの小説を読んでいませんが、昭和 20 年から 27 年ごろにかけての”戦果”の実態についてはある程度把握してますので、今回蒐集した史料の一部を公開します。注意点として現代人にも読みやすいように記事の旧漢字は訂正し、必要に応じて句読点も追加しました。あと印刷つぶれの箇所は無理に推測はせず●で表記してます。ホントは怖い”戦果”のお話、読者のみなさんぜひご参照ください。

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突っ込まざるを得ない記事を紹介するシリーズ – スポーツ編

平成30年(2018年)10月6日付の “Number Web” に “プロ野球選手の昔の風格が凄かった!衣笠祥雄の秘蔵写真とカメラマン秘話” と題したコラムが掲載されてましたが、その中の全日空ボーイング737機のタラップから降りてくる広島東洋カープの選手たちの写真を見たときに、ブログ主は最初絶句その後爆笑してしまいました。

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とある訃報記事をみてびっくりした件

先日、沖縄県立図書館で復帰直後の新聞をチェックしていたところ、とある市議の訃報記事に目が留まりました。昭和50年(1975)3月24日付琉球新報夕刊に掲載された小さな記事ですが、ブログ主にとっては驚きの内容でしたので該当部分をコピーして持ち帰りました。試しに同年同日の沖縄タイムスにも同様の訃報記事が掲載されていましたが、今回は琉球新報の記事を紹介します。読者のみなさん是非ご参照ください。

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第47回沖縄県高校野球部対抗競技大会の結果

先月12日に、宜野湾市立グランドほかで第47回沖縄県高校野球部対抗競技大会が開催され、今年は興南高校が469点の歴代最高レベルの得点をマークして優勝しました。オフ(冬場)の基礎体力等トレーニングの向上を目的に昭和47年(1972年)から開催された競技会も今年で47回目、もはや全国的にも有名になった沖縄高校野球独自のイベントです。今回は過去3年間および、ブログ主がチェックした第36回大会以降のデータを参照に、今年の高校野球界の展望を調子に乗って語ります。読者のみなさん、ぜひご参照ください。

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突っ込まざるを得ない記事を紹介するシリーズ – ツミジュリの情夫狂い

気が付くと当ブログも今回で 600記事の配信となりました。平成28(2016)年5月19日から開始して2年余り、よくぞここまで続けることができたもんだとちょっと自分を褒めつつ、目標の 1000記事配信まで気合を入れて頑張ろうと決意を新たにした次第であります。

今回は600記事配信企画として、明治時代の鬼女のお話を紹介します。明治31(1898)年8月29日から3回にわたって琉球新報にて連載された『ツミジュリの情夫狂い』と題する物語で、現代の”鬼女速”に掲載されているような内容です。ただし現代ではあまり使われない用語が複数ありましたので、ブログ主でいくつか説明すると、

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平成31年度首里城公園「御内原エリア等」開園記念キャンペーン – 琉球泡盛の粋 in 銭蔵

すこし前の話ですが首里城内御内原エリアが無料開放されていた時期に、”銭蔵(ぜにくら)”と呼ばれる場所で”琉球泡盛の粋 in 銭蔵”と題した泡盛に関するパネルが提示されていました。せっかくなのでブログ主でパネルを撮影して書き写しました。読者の皆さん是非ご参照ください。

実は書き写した理由の一つにパネル内の誤字脱字が予想以上に目立ったことがあります。この手のイベント用パネルでは極めて珍しいのですが、それだけ泡盛業界に元気がないことの傍証でしょうか。誤字脱字の部分はブログ主で訂正しました。

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