那覇市寄宮の沖縄大学裏通りから国場方面へ抜ける農道のそばに俗称 “七つ墓” と呼ばれる墓地があり、ススキやカヤ、草の低い雑木などにおおわれている。ここで昨年夏O少年ら “黒い芽” の不良グループが、桃色遊戯にふけって検挙された。古い墓地で、どの墓もここ数年、放ったらかされたままで、持ち主もお参りにこないようす。
血ぬられたゼネスト – 本物の暴力の恐ろしさ(2)
(続き)今回の記事をアップする前に、11.10ゼネスト関連の史料を2つ紹介しましたが、これら史料を閲覧することで読者のみなさんは警官殺害の衝撃のすさまじさを実感していただけたはずです。参考までに、当日に事件を目撃した記者談と、『昭和46年12月25日発行、「海邦」11・12月合併号』のなかで言及がありました山城幸松沖縄青年委員会代表(当時)の記者会見の記事も追加で紹介します。
新旧コザグルメ
ここ数日アップした記事をチェックすると、少年犯罪だの、ゼネスト警官殺害事件など、まとめていてゲンナリする内容が多かったので、今回は気分転換がてら、コザ地区のグルメを紹介します。
憎しみに果てるな
今回も、昭和46(1971)年11月10日の “沖縄ゼネスト警察官殺害事件” に関する史料を紹介します。この事件は当時のあらゆる社会階層に大きな衝撃を与えましたが、その好例として同年11月12日付琉球新報の社説を紹介します。
山川警部殉職の状況 / 与那原警察署 山城常茂
1,はじめに
「11月10日」この日は私にとって忘れようとしても忘れられない痛痕の日である。
その日は復帰協を中心とする、ゼネストの日であった。
それ以前に、沖縄青年委員会会長と称する中核系の山城幸松が帰省しての記者会見の際
血ぬられたゼネスト – 本物の暴力の恐ろしさ(1)
(続き)前回の記事で、昭和46年11月10日の “沖縄ゼネスト警察官殺害事件” に関して当時の新聞記事などを引用して事件のあらましを紹介しました。今回は同時期に発生した “コザ暴動” と違って、なぜこの事案についてマスコミは沈黙するか、ブログ主なりに説明します。
黒い芽 – 暴力追放総決起運動 / (5) 盗み
「おい、カモが来たぜーサブ公!おめえやってみな」
「腕だめしだ、ドジ踏んだら裸でツイストだぞ」
「スパークしたら、路地に逃げ込むんだ。そこで俺が待っているからナ」 — 昼下がりの住宅街、くわえタバコの黒い芽たちが4~5人、ブロック塀にもたれて、ゲームの打ち合わせだ。話し合いは向こうからくるBGのハンドバックをひったくること。どうやら新入りらしい少年が、グループ加盟の実技テストをされる破目になったらしい。そこでただちに行動開始。
血ぬられたゼネスト
(前号 “旭琉会抗争 風化させない” の続き)今回は、昭和46年11月10日に発生した、“沖縄ゼネスト警察官殺害事件” について言及します。ちなみにこの案件は “琉球諸島及び大東諸島に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定(以下・沖縄返還協定)” について詳しく説明した上で、事件を紹介するのが最良ですが、返還協定に言及するとそれこそ時間がいくらあっても足りないため、限られた字数内でできるかぎり分かりやすく説明します。
黒い芽 – 暴力追放総決起運動 / (4) 家出
“ヤサグレ” といういん語がここでは、ある。
「オレ、とうとうヤサグレしてきちゃった」
「それに限らァ、家にいたってロクなことなんかありゃしない。だれもわかっちゃくれねェもンな」
「ネグラはどこにするかナ」
「どこだってあらァナ、××小学校にもぐり込んでもいいサ」
— とこんなぐあいに使う。つまり「家出」することがヤサグレ。どこからともなく仕入れてきた “黒い芽” たちの暗号である。本格的な非行がほとんどの場合この “ヤサグレ” から始まる。
旭琉会抗争 風化させない
今月22日付沖縄タイムス1面に「旭琉会抗争 風化させない」と題した記事が掲載されていました。30年前の男子高校性と2警察官射殺事件について言及していますが、ブログ主が驚いたのはこの案件を “1面トップ” にもってきたことです。
俺が調子に乗って沖縄最高の味噌汁を紹介するよ
今回は、連日 “ひとり Go To Eat” で勝手に盛り上がっているブログ主が、沖縄最高(と断言してはばからない)味噌汁を紹介します。沖縄の味噌汁は観光のネタにもされているとおり具沢山で非常に人気あるメニューです。だがしかし、さすがに昔ながらの味噌汁を提供するお店がだんだん減って来た感じがします。
民意の反映はりうきうの伝統にあらず
ブログ主は以前から “琉球民族はあくまで仮説である” との立場で記事を配信しています。その主旨は仮説として論じる分には問題ありませんが、民族の実在を前提に論を組み立てると無理が生じてしまうことです。
台北咖喱を美味しく食したお話
本日ブログ主は、臺瓏那覇松尾国際通り店で “台北咖喱” なる新商品が提供されているという実に聞き捨てならぬ情報を入手しました。
歴史の用語について
令和2(2020)年11月15日付琉球新報1面に “首里城正殿、最古写真か” と題した首里城正殿の写真が掲載されていました。記事内容は写真内の大龍柱の向きついて言及していますが、じつはブログ主の目に留まったのがサブタイトルの “琉球併合前仏軍人撮影” です。
黒い芽 – 暴力追放総決起運動 / (3) リンチ
「オレたちから仲間割れしようたって、そうはさせねェ。ヘンな考え起こすと承知しねェぞ。のぼせあがって…」
「見せしめだ。みんなでのしちゃえ」
「だってアニキ…」
「構わねぇからやれ。少しぐれぇ痛い目にあわせにゃ目がさめねぇぜ」
そこで “ふくろだたき” の図が展開される。”指詰め” などと並んでやくざ映画につきもののリンチ(私刑)の典型的なケースである。
そのリンチ映画を地で行なったのが、さる2月5日の那覇市安謝での非行グループの集団暴行事件だ。