既にご存じの読者もいらっしゃるかと思われますが、先月26日開会した県議会において、昨年度の一般会計が不認定となりました。その理由はワシントン事務所を巡る一連のゴタゴタが原因ですが、復帰後の沖縄県政における初の「決算不認定」となり、結果的に玉城デニー政権のメンツが丸つぶれになってしまった感があります。
ももとふみあかりの謎 その5
今回は、ももとふみあかり(百踏揚)シリーズの最終話として、現代にひろく伝わる彼女のイメージがどこで誕生したかについて言及します。実はその答えは簡単で、18世紀初頭に写本された「(おもろさうし)安仁屋本」において彼女は勝連と結び付けられたのです。
復帰世代の落とし穴
ここ数日、ブログ主は過去記事を複数チェックしていましたが、「世代間の溝を埋めよう」と題した記事(2017.10.03)と、その2年後にアップした「沖縄県民の分類法」を再読した際に、ふと思いついたことがあり、ためしに記事にまとめてみました。
ももとふみあかりの謎 その4
前回の記事において、「大里の下司の思い按司が節(1の29)」に登場したてるきみ(照君)とももとふみあかり(百踏揚)が同一人物である可能性について言及しました。参考までにてるきみ〔tirucimi:ティルチミ〕はてる(照)=太陽、きみ(君)=神(女性)なので、日神を意味します。
ももとふみあかりの謎 その3
今回は “王族のふみあかり” について言及しますが、彼女に関しては巻六「首里大君、せんきみ、君がなし、百踏揚、君の辻のおもろ御双紙」の中にももとふみあかり(百踏揚)の名を冠したオモロが9つあることがよく知られています。
ところがブログ主が衝撃を受けたのが巻一「首里王府の御さうし」に掲載されていたオモロで、それによって従来の彼女のイメージが一変する事態となりました。そして彼女の名が登場するオモロをチェックして出た結論が、
うちな~の “奥義” 番外編
約3年ほど前に、ブログ主は「うちな~の “奥義” 」と題した記事を配信し、(一部)沖縄県民が有する他責思考について言及しました。今回は試しに今月8日から10日にかけて沖縄本島北部を中心に発生した豪雨に際し、「玉城デニー知事を支える人達」の予想される反応について考察します。
ももとふみあかりの謎 その2
前回の記事において、ももとふみあかり(百踏揚)女神官は古りうきう時代に複数存在していた可能性について言及しました。そして同女神官と島尻地方との関わりについて考察していきますが、その前に王族以外の “ももとふみあがり” について言及します。
尚泰久王の謎
今回は、ももとふみあかりに関する人物として尚泰久王(1415~1460)の “謎” について考察します。彼は定説によると尚巴志(1372~1439)の五男で、越来の按司から第6代のりうきう国王に即位した人物です。そしてももとふみあかりの実父としても知られていますが、彼にはこれまで解せなかった謎があります。それは神號が2つあることです。
【衆院選2024】政治のトレンドが変わった件(4) ある政治家の引退
既にご存じの読者も多いかと思われますが、今月27日に投開票の第50回衆議院議員総選挙(以下衆院選)の結果、沖縄1区で見事落選を果たした下地幹郎候補が正式に引退を発表しました。
彼は今回の選挙を「最後の戦い」と位置付け、そして落選後のインタビューで、「今回は政治が変わる分岐点と考えて最後の選挙と決めた。自分の決めたことだからもう政治は終わる」(沖縄タイムスより引用)と述べており、果たして「選挙公約」を実現するかが注目されます。
【衆院選2024】政治のトレンドが変わった件(3) オール沖縄の終焉
今月27日に投開票の第50回衆議院議員総選挙(以下衆院選)の結果は既にご存じかと思われますが、我が沖縄では小選挙区では前回選挙と同じ、オール沖縄陣営(沖縄1区、2区)と国政与党勢力(3区、4区)がともに議席を分かち合う “痛み分け” になりました。
ももとふみあかりの謎 その1
今回から阿麻和利に絡み、数回にわたってももとふみあかり(百踏揚)について考察します。彼女は阿麻和利の正室として知られていますが、ブログ主が「おもろさうし」に登場するももとふみあかりを調べてみたところ、彼女ほどイメージが二転三転した存在はいません。
【衆院選2024】政治のトレンドが変わった件(2) 愛国保守の黄昏
今回から、令和の政治トレンドから外れるであろう「愛国保守」と「オール沖縄」について考察します。先に「愛国保守」について述べますが、彼らの存在をブログ主なりに定義すると、明治維新後に培われてきた “日本人の概念” と “日本の価値観” を大切にしようという人のことで、現代社会では政治的に無視できない勢力を保っています。
【衆院選2024】政治のトレンドが変わった件(1)
今月27日投開票の第50回衆議院議員総選挙(以下衆院選)に関して、ブログ主は各政党の公約をチェックしてみたところ、面白いことに気が付きましたので、試しに当ブログにてまとめてみました。
阿麻和利の謎 – 勝連按司(3)
今回は勝連按司に絡んで、通説の「阿麻和利」について言及しますが、ご存じの通り彼の出自については確定した定説はありません。ちなみに阿麻和利の出自が初めて公に明らかにされたのは、ブログ主が知る限り明治38(1905)年、琉球新報に掲載された「阿麻和利考」においてであり、偉大なる伊波普猷先生は「敵者である夏氏※」と断った上で彼の出自について紹介しています。
※参考までに夏氏とは大城賢雄を祖とする一族で、七代目が有名な湛水親方幸地賢忠(1623~1683)です。
【2024年】りうきうの逸材 – 末吉良丞(沖尚1年) vol.2
今回は第74回沖縄県高等学校野球秋季大会(以下秋季沖縄大会)の準決勝、決勝で登板した末吉良丞投手(沖尚1年)の動画を紹介します。というのも、画質が悪いにも関わらず、前回紹介した記事のアクセス数が凄かったので、今回は画質の良い動画を撮影してきました。その中でも個人的にお気に入りの動画を紹介します。高校野球ファンのみなさん、是非ご参照ください。