前述した巴志くんの系統(思紹王統)は7代目の尚徳くん亡きあと、伊是名島出身の内間金丸爺さん*にPC利用権を簒奪されます(下図参照)。金丸爺さんは6代目の利用者の尚泰久くん*の信頼厚き家臣でしたが7代目の尚徳くんに疎まれて隠居せざるを得ない状況になっていました。
*尚泰久(しょう・たいきゅう:1415~1460)思紹王統6代目の王。在位は1454年から1460年の6年間です。
*内間金丸(うちま・かなまる:1415~1476):伊是名島出身の農民。思紹王統6代目の尚泰久王に見出されて側近として大出世するも7代目の尚徳王からは疎まれて隠居する羽目になります。ただし1469年(応仁3)尚徳王亡きあと群臣の推挙により王位を簒奪することに成功します。