(続き)前回の記事において、6月11日から勃発した “きゆな騒動” の時系列をまとめてみましたが、今回は思いつくままにこの騒動におけるブログ主の所感を書き綴ってみます。
最初に強調しておきたいのが、6月8日のXにおける投稿主は、きゆな候補の選挙活動を妨害する意図は全くなかったという点です。それもそのはず、彼はおもろまちで選挙活動(演説)をしていたきゆな候補に対して握手をして、その後「お前がいうな」との “お気持ち” をSNS上に書き込んだだけなのです。
ちなみに「こうやって応援してるフリして握手しながら動画撮ったんですね」と喜友名さんがつぶやいていましたが、実は彼女の勘違いで、彼は隠し撮りはしておらず、撮影していたのは別の人物であり、彼はその動画を自分のX上に投稿していたのです。(この件は投稿主に確認済です)
投稿主に関しては、たしかに選挙期間中、SNS上で県政与党に対する批判的な投稿をくり返していたのは事実です。だからといって彼がきゆな陣営の選挙の邪魔してやろうとの意図は全くなかったことは断言できます。なぜならブログ主の知っている限り、投稿主はちゃんと場の雰囲気をわきまえる人物なんです。もしも本気で選挙を邪魔しようとするなら、以下の引用ツイートのような行動をとるに決まってます。
本日の朝のお手振りの際の出来事。
その交差点には共産党の候補と支援者もいましたが、その中の1人が一緒に立ってくれてる女性に対し「裏金いくらもらったんか?」などと執拗に絡んでいたとのこと。
選挙云々に関わらずこのような言葉を投げかけることは紛れもないヘイトであり、厳重に抗議します。— オド良太郎 沖縄県議会議員 (@oddysun) June 13, 2024
ではなぜ、喜友名さんがあそこまでブチ切れたかと言えば、「姑息や手段を使って(支持者の動画撮影をして後からネット上に晒す)、枝野幸男さんに恥をかかせやがって」という負の感情で満たされていたからで間違いありません。だがしかし、その怒りをSNS上にぶちまけたことで彼女は予想の斜め上を行くダメージを受けることになります。
まず、このツイートから端を発した炎上騒動で、支援者が動揺しちゃったんです。そして動揺のパターンはおそらく2つあって、ひとつは「先生ってこんなこと言っちゃうんだ」とドン引きしたのと、もうひとつが
先生、地を出したらだめでしょう(# ゚Д゚)
という “呆れ” かと思われます。いずれにしても支持者の動揺を察知した喜友名さんは何らかの対応策を取らざるを得ない状況に陥ります。
ご存じの通り、喜友名さんはSNS上で、12日に釈明を、15日には謝罪文を公開しますが、この謝罪文はよく読むと「選挙期間中、自分を支援している人たちに対し、不安な思いをさせてしまったことに対する謝罪」であって、乱暴かつ恫喝まがいの言葉を投げつけた投稿主に対しては謝っていないのです。でもこの点はしょうがないのです。ヒトって本気のパニックに陥ってしまうと、
自分と身内のことしか考えられなくなる
という心理そのものの表われだからです。つまり今回の炎上騒ぎはそれだけ彼女の精神にものすごいダメージを与えてしまったんです。
だがしかし、唯一の救いは彼女が立憲民主党の公認候補であった点です。もしも自民党公認候補が同様の起こした騒ぎの場合、沖縄2紙を始め既存メディアがフルボッコにしていたこと間違いありません。つまり、彼女にはまだ “運” が残っていたのです。
今回の案件で喜友名さんは痛い授業料を払いましたが、県議選は見事上位当選しました(おめでとうございます)。なお、政治家は加点主義なので、今回の騒動を糧にして、彼女が那覇・南部地区の有権者のため、そして県民のために県議としての任期を全うしていただければこの件は無問題です。なので、ブログ主は彼女が今後、政治家として飛躍するか、宜野湾の地から注視していこうと思いつつ今回の記事を終えます。
【追記】室井佑月さん、Webコラムで喜友名さんにトドメを刺しにいく。