顔覚えてますし、対応考えますね (1)

今月16日に投開票の令和6年度沖縄県議会一般選挙(以下県議選)に関して、当ブログではすでに2つの記事を配信しました。そこで今回は選挙戦においてもっとも印象に残った出来事について、ブログ主なりに調子に乗って言及します。

先月24日の沖縄県公式チャンネル(YouTube)における玉城知事の定例記者会見(条件付き給食費半額の件)にもビックリしましたが、なんといっても今月11日のきゆな智子候補(当時)のX上でのつぶやきには心底驚かされました。

ご存じのとおりきゆな候補の投稿はネット上で大炎上してしまいましたが、頭の整理をかねて、今回の騒動を時系列でまとめてみました。事の発端は、6月8日午後9時に投稿されたX上の呟きです。(なお、投稿主の許可を得て当ブログにて引用しています)

この投稿から2日後の同月11日、上記引用の投稿に対しきゆな候補が引用リツイートします。

こうやって応援しているフリして握手しながら動画撮ったんですね。端的に気落ち悪いです。こうやって自分の動画が使われるのも吐き気がします。顔覚えてますし、対応考えますね。(2024年6月11日・午前0:11)

この投稿後、リプ欄が荒れにあれまくりましたが、決定打は仁尾淳史氏の投稿に対し、きゆな候補が反応した件です。

仁尾淳史:僕が取材のために撮影した動画の28分ぐらいの所に映っているね。

仁尾淳史:一応写真も上げとくか。

きゆな智子:この位置から撮っていただいていたのですね。情報ありがとうございます。(2024年6月11日・午前6:43)

つまり、仁尾氏からの情報提供に対し喜友名さんが謝辞を述べたことで、「顔覚えてますし、対応考えますね。」のフレーズに思わぬ信ぴょう性が加わり、

政治家が一般市民を恫喝する

との情報が瞬く間に独り歩きしてしまったのです。さすがにまずいと気が付いたのか、翌12日に喜友名さんはX上で釈明します。

みなさま、先日の投稿の件で様々なご意見をいただきありがとうございます。選挙中の候補者としては言葉が荒れた投稿だったと思っています。残り4日間も県民のみなさんと仲間を信じ、選挙活動を続けてまいります。最後までご支援くださいますよう、よろしくお願いいたします。(2024年6月12日・午前11:24)

ただし、この投稿が炎上にさらなるガソリンを注ぐ形になってしまい、最終的に喜友名さんは「きゆな智子からのお知らせ」と題した謝罪文を投稿します。

皆さん、おはようございます。

きゆな智子です。

今日が県議会議員選挙最終日となりました。

たくさんの方々に応援、激励をいただいていることに心から感謝申し上げます。

激戦です。今日1日悔いのないよう、戦いたいと思います。

さて、ここ数日X上での私の投稿でご心配をおかけしていることに、まずお詫びを申し上げます。

演説の際に点字ブロックを踏んでいたと指摘されている件について、スタッフは視覚障がい者の方の通行等に最新の注意を払っておりましたが、配慮が欠けていたと思います。心からお詫び申しあげます。

また、その後の投稿で冷静さを欠いた乱暴な表現をしたことについても、反省しております。

一方で、この一期4年間、子育て支援や社会保障の充実、障がい者に寄り添う活動に取り組んできました。この事はぜひ那覇市民の皆様に知っていただきたい。

そして、これからも政治家として懸命にやらせていただきたいと願っています。

今日を迎えるにあたり、お詫びと今の私の率直な気持ちをお伝えしました。

何卒よろしくお願い申し上げます。(2024年6月15日・午前6:53)

いかがでしょうか。喜友名さんの投稿については、あえて書き写しを掲載しましたが、その過程で彼女の心の動き、おそらくこれまで経験したことのない動揺が伝わった感があります。具体的にはたった一つのつぶやきによって

支援者を思いっきりドン引かせたことに対する彼女のパニックぶり

がよ~く理解できたからです。実際に12日の投稿なんて頭が真っ白の状態で書き込んだのではないでしょうか。ここまでが今回の騒動の大まかな経緯ですが、次回はこの騒動から得られる「教訓」についてブログ主なりに言及します(続く)。