俺が調子に乗って第99回全国高等学校野球選手権沖縄大会で優勝した興南高校のチーム力を紹介するよ

7月16日に、沖縄セルラースタジアム那覇で開催された第99回全国高等学校選手権沖縄大会決勝において、ブログ主が全力応援した美来工科が残念ながら 1-15 で敗北、宿敵興南高校が優勝し2年ぶり10回目の出場を果たします。敗戦のショックからようやく気持ちも落ち着き、興南高校の優勝を心から祝福できるようになりましたので、ここはブログ主が調子に乗って興南高校のチーム力を紹介します。野球好きの読者の皆さんは是非ご参照ください。

〈スターティングメンバー〉

朝日新聞社が発行した公式パンフレット、および6月17日付け沖縄タイムスに掲載された情報を元にブログ主が作成しました。180cmを超える選手は1人だけで、ガチムチ体型の選手はいません。県内出身者中心でメンバーを編成していますが、2015年のチームはスタメンに県外出身者が3名いました。この点が前回出場チームとの違いですね。

〈過去3年の出場チームとの比較〉

・1点獲得するのに何イニング費やしたか?

この数値は低ければ低いほど得点能力があります。過去3年の出場チームのデータを参照すると、県予選では打撃が湿り気味だったことがわかります。

・興南(2015) 2.86

・興南(2017) 3.06

・嘉手納(2016) 3.25

・1イニングあたりの平均得点能力は?

この数値は高ければ高いほど得点能力があります。打線の爆発力を測るデータですが、今年の興南チームは甲子園平均(例年の出場チームの平均が2.1)を上回っています。決勝戦で荒稼ぎしたとはいえ、今年のチームは打線に爆発力を備えていると見て問題ないでしょう。

・興南(2017) 2.31

・嘉手納(2016) 2.25

・興南(2015) 1.43

1失点するのに費やしたイニング数は?

この数値は高ければ高いほど投手力がしっかりしたチームと言えます。過去3年のデータでも今年の興南の投手力は際立って高いのが特徴です。

・興南(2017) 17.33

・興南(2015) 11.25

・嘉手納(2016) 9.0

1イニングあたりの平均失点数は?

この数値は低ければ低いほど、ディフェンス力の高いチームと言えます。今年の興南チームの数値が高いのは、2失点したイニングが2つあったからです(そのうち1つは向陽戦で、控え投手が登板)。若干数値は高めですが、そこまで心配する結果ではないといえます。

・興南(2015) 1.0

・嘉手納(2016) 1.16

・興南(2017) 1.67

これらのデータを参照すると、今年の興南は2015年に出場したチームより間違いなく上で、過去3年で最強の戦力を誇るといえます。

〈チームOPS〉

今回から試しにチームOPSも算出しました。出塁率0,359、長打率0.421ですから打線は悪くありません。今年のセンバツの出場チームの平均が大体 0.8 ですから甲子園標準の打力レベルを備えていると見て構いません。

〈投手力〉

7月18日の沖縄タイムスに掲載されていたデータを参照に、ブログ主が計算した結果です。宮城大弥くんの数値が異次元レベルでビックリします。このデータからもお分かりの通り、先発は3年生の左腕川満くん、右腕上原くんで担い、押さえに宮城くんが登場するパターンで県大会を勝ち進みました。本選でも同じ投手継投になると予想されます。

いかがでしょうか。ブログ主が入手できた範囲で興南高校のデータを算出すると、今年のチームは過去3年で最も強く、文句なしの県内最強チームを派遣するといっても過言ではありません。本選でもおそらく上位にランクできる戦力ですが、勝ち進む上で鍵になるのが仲村匠平・根路銘大希の若い1,2番コンビです。投手力は問題ないため、1,2番が機能すれば優勝も充分狙えます。いまから甲子園本番が非常に楽しみで仕方ありません。(終わり)

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