先月25日に安倍晋三首相が衆議院の解散を正式に表明しました。我が沖縄県でも候補者が事務所開きを行うなど、選挙ムードが高まってきましたが、先日那覇市おもろまちにある赤嶺政賢氏の事務所の前を通り過ぎた際に、思わぬことに気がついたので写真に収めてきました。
お気づきでしょうか。桃太郎旗および看板に“日本共産党”の文言が見当たらないのです。撮影中に偶然にも宣伝カーが目の前を通り過ぎましたが、やはり日本共産党の文字が見当たりません。
共産党の選挙活動は街頭演説や宣伝カーでウザいほど“日本共産党”を連呼するのが常ですが、党員である赤嶺さんの選挙活動において共産党の文字が見当たらないのは異例極まりないと言っても過言ではありません。最初に事務所の前を通り過ぎた際は我が目を疑ったぐらいです。
この赤嶺さんの特別待遇は、“小選挙区からの選出議員を何が何でも死守したい”との党中央の意向であることは間違いありません。委員長である志井和夫さんですら比例南関東ブロックからの選出ですから、小選挙区選出議員のステータスの高さを改めて感じざるを得ません。
赤嶺さんは前回の選挙でオール沖縄の翁長知事の支援を得て小選挙区で当選しましたが、よく考えると翁長知事の支援者はかねひでグループ、かりゆしグループ等の県内大企業です。いわゆる資本家の支援を得て選挙を戦う共産党員たちという無茶苦茶な組み合わせで、瀬長亀次郎さんがこの事実を知ったら激怒すること間違いありません。ちなみに共産主義者は唯物論者ですので草葉の陰で悔しがることはないと思いますが……
ソビエトが崩壊して26年経過しますが、共産主義とその派生するイデオロギーは本当に生命力を失ったんだと実感しつつ、ブログ主は赤嶺さんの事務所の前を通り過ぎた次第であります(終わり)。