【まえがき】 顧みれば、昭和十六年三月歓呼の声や旗の波に送られて、那覇埠頭を船出して以来、戦争、敗戦そしてソ連に抑留という運命に身をまかせて、不思議にも生還を得て再びなつかしい故郷の土を踏むことの出来た今日迄足かけ十七年になります。
ソ連の裏と表 ⑴ – 背筋を走る恐怖の追憶 平和と自由のために綴る
ソ連の裏と表（全１５回）
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【まえがき】 顧みれば、昭和十六年三月歓呼の声や旗の波に送られて、那覇埠頭を船出して以来、戦争、敗戦そしてソ連に抑留という運命に身をまかせて、不思議にも生還を得て再びなつかしい故郷の土を踏むことの出来た今日迄足かけ十七年になります。