人物

古琉球の深淵 – おぎやかの謎(2)

(続き)前回の記事で「りうきう・おきなわの歴史上で童名(わらびなー)に “おぎやか(神の血縁者)” と名乗った人物はたった一人しかいない」と指摘しました。童名については改めて言及するとして、今回は史料上に残された名前から彼女の正体を考えてみます。

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古琉球の深淵 – おぎやかの謎(1)

今回は趣向をかえて真面目に古琉球の謎について言及します。実は去年からブログ主は『おもろさうし全釈』(鳥越憲三郎著)の写本に取り組んでおりまして、現時点で巻一から巻五までのオモロを書き写しました。

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骨肉の争い / 旭琉会会長射殺 ■4■ / 和解

果たして内部抗争はあるのか、そして会長の跡目はだれが継ぐのか。旭琉会の多和田真山会長射殺事件は、犯人の組員2人が早期逮捕されたことで、今後は旭琉会の内部がどうなるかに焦点が絞られてきた。

今のところ、主流派と反主流派が和解し、犯人を出した一家の総長が謹慎することで、組織の内部は一応の結着を見た格好。下部の組員にも事件発生直後から、「しばらくは動くな」との指令が出されていたといい、表面的には抗争の動きは見られない。

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骨肉の争い / 旭琉会会長射殺 ■3■ / 火ダネ

一家総長制度島割りなど組織固めの新しい構想を次々と打ち出し、ようやく安定期を迎えようとしていた二代目旭琉会にとって、多和田真山会長射殺事件は晴天のへきれきとして大きな衝撃を与えたにちがいない。事実、多和田会長自身もわずかの取り巻きを連れて沖縄市中の町を飲み歩いていたほどで、ほとんど無防備に近い状態。撃たれたその瞬間までよもや自分をつけ狙っている者がいたとは考えもしなかっただろう。しかし、ことしに入ってすでにトラブルの兆しはあったと断言する声もある。

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骨肉の争い / 旭琉会会長射殺 ■2■ / 亀裂

「会長はワンマンで、あまりの横暴さにことしの夏ごろから組織内でも不満が沸き上がっていた」。今回の多和田会長射殺事件の主犯・糸数真は逮捕後の取り調べに対し、こう動機を自供している。単純にそれだけとは思えないが、県警の暴力団担当の捜査員らの話を総合しても、多和田会長の独裁ぶりは最近とみに強まって来ていたという。

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骨肉の争い / 旭琉会会長射殺 ■1■ / 結束

県内最大の組織暴力団・二代目旭琉会の多和田真山会長(49)が射殺された事件は、暴力団の組織壊滅に力を入れて来た県警にとっても大きな衝撃だった。組織内では天皇とも呼ばれるほどの絶対的な権力を握り、一家総長制を取り入れるなど内部体制も磐石に固まったと見られていただけに、言わば県警も虚をつかれた格好だ。

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多和田真山 – まとめページ

以前にも言及しましたが、沖縄ヤクザ史において最も興味深い人物は誰かと問われるならば、ブログ主は多和田真山(1933~1982)と即答します。それゆえに不定期ではありますが、ブログ主が蒐集した新聞史料を当運営ブログでアップしたところ、ネット上では “多和田ウォッチャー” として認知された感があることに気が付きました。

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”狙われたドン”(5)/ 住民パワー

二代目旭琉会会長が短銃2発で射殺され、警察は十時間後に犯人2人を逮捕。そして3日後の総長会では「これ以上の内部抗争はしない」という和解が成立した。事の重大さに比べて表面上は不気味なほど穏やかだ。最初からこの事件を画策した筋書きがあったのか。

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”狙われたドン”(4)/ 暴力団追放作戦

旭琉会の多和田真山二代目会長が射殺された9日、沖縄市の中の町社交業組合(伊佐彰一組合長)はその日のうちに緊急理事会を開いた。組合に加盟している店だけで380軒を数える中部地区最大の飲食店街。午前1時過ぎという時間はまだ人通りが多い。その真っただ中で発生したテレビドラマもどきの殺人劇。しかも舞台となったスナック「COOL」(クール)と組合事務所は目と鼻の先。組合員が街のイメージダウンを恐れたのも無理もない。伊佐組合長はじめ各理事は、客が寄り付かなくなるのを心配、対策を練ったが、救いは「一般住民にけががなかったことと犯人がすぐ捕まったこと」という。

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”狙われたドン”(3)/ 動機

主犯格の糸数真(27)=旭琉会富永一家幹事=は、逮捕された10日夜、捜査陣の調べに対して「多和田(会長)が憎くて殺した」と何度も繰り返した。

「なんで憎くなったのか?」

「真山(会長)が旭琉会の会長になって、ことし初めごろからあまりにワンマンで横暴で威張りくさって、自分勝手すぎたのでどんどん不満がつのり、このままでは、と思うようになって殺した」と犯行の動機を語った。

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”狙われたドン”(2)/ 多和田会長

県内の暴力団の中で、これまでにないほど、絶対的な力を誇示して来た二代目旭琉会多和田真山会長も、配下の組員の撃ち込んだ2発の銃弾にあっけなく倒れた。流血の抗争を繰り返して来たその歴史の中で、多和田会長自身も殺人を犯したが、やはり、穏やかな死は迎えられなかった。

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”狙われたドン”(1)/ 島(シマ)割り

県内各地で暴力団排除の市民運動が展開されているなかで9日未明、沖縄市上地のスナックで県内最大の組織暴力団、二代目旭琉会の多和田真山会長(49)が2発の銃弾で倒された。同射殺事件は、犯人2人の20時間ぶりの逮捕によって一応の決着がついたかにみえる。しかし、過去の暴力団抗争が示すように、この世界は「目には目を、歯には歯を」の世界。いつ何時、血で血を洗う抗争が再燃するか、予断を許さない。

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俺が調子に乗って沖縄ヤクザ関連の史料を公開するよ その2

今回は沖縄ヤクザ関連の積み史料から、那覇派関連の記事を紹介します。昭和37(1962)年にはいり琉球警察は那覇派とコザ派が西原飛行場で対決するのではとの情報をつかみます。この案件はブログ主も初めて知りましたが、前年9月の西原飛行場でのリンチ事件によって那覇派とコザ派が険悪な状態になっていたことの傍証と言えます。

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満韓旅行雑感(中)/ 中学生生徒 又吉康和

◎商業 彼等は商業上の取引甚だ巧なり。彼等は売値に二三倍も掛けるなり。彼等は非常に忍耐強く、性質よく、商業に適せるが如し。彼等は非常に信用を貴ぶ〔故に〕彼等に一度不信用せられたる日には最早それ迄(まで)なり。我が商人が彼等に対し信用薄きことを聞き甚だ遺憾に堪ざりき。

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