考察

りうきうの食文化考 – 沖縄そば編

今回から不定期ではありますが、”りうきうの食文化考” と題した大衆食文化についてブログ主なりの考察をアップします。記念すべき第一回目は「沖縄そば」がテーマですが、その理由として、沖縄そばの場合は、沖縄生麺共同組合の Web ページなど、正確性のある情報が容易に入手できるからです。

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「沖縄は差別されている」という命題

本日付(29日)沖縄タイムス1面・28面、および琉球新報DIGITAL版に、「県差別のない人権尊重づくり条例」(以下ヘイトスピーチ条例)の骨子案が判明した件に関する記事が掲載されてました。この案件における両紙の扱いの違いに興味を覚えたブログ主は、試しに記事をまとめてみました。

ヘイトスピーチ条例の骨子案概要は琉球新報の記事によると、

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りうきうの “若気の至り”

以前、本土と沖縄の文化の違いや、りうきうの達人について、ブログ主なりの解釈をまとめて配信したところ、予想の斜め上を行く反響がありました。そのため、このシリーズの〆として “若気の至り” について言及します。

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りうきうの “達人への道”

前回、軽い気持ちで書いた記事が思いのほか反響を呼んだため、今回は りうきうの “達人への道” をテーマに、ついうっかり記事を作成しました。過去から現在に至るまで、(ちょっとだけ誇張しつつ)実話ベースでまとめてみましたので、読者の皆さんも是非お試しいただくと幸いです。

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文化の違い

これまで、ちょっと重い話題ばかりを取りあげて来た当ブログですが、今回は「ウチナーとヤマトゥーの文化の違い」について調子に乗って考察します。大雑把に言うと、沖縄県民にはなじみも、本土出身者にはピンとこない “文化” をあれこれ考えてみました。

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【追記】俺が調子に乗って “高校生失明事件” の再検証を行った結果…

今年1月27日の未明に起こった “高校生失明” の案件について、前回ブログ主なりの検証記事をアップしました。実はこの案件については「悪ふざけがすぎるから」と判断した “没ネタ” がありますが、先日ついうっかり “香ばしいネタ” を発見したので、改めて 「検証記事その2」として紹介します。

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後生カウントの考察

ここ数日、ブログ主はアメリカ世時代の “県民大会” の史料をチェックしています。その中で、当時の野党(沖縄社会大衆党、人民党、社会党)や沖縄教職員会、労組団体が主体の革新共闘会議が主催する “県民大会” に関して、翌日の新聞にはお約束のごとく「〇万人が参加(主催者発表)」と報じられます。

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“腐れナイチャー” の考察

昭和の時代と違い、現在では表向きではあまり使われなくなりましたが、我が沖縄には “腐れナイチャー” という他府県人に対する蔑称があります。沖縄県民の本土に対するコンプレックスの一種とも言えますが、実はそれだけではなく、一定の基準を満たした他府県出身者が現地民から “腐れナイチャー” として取り扱い注意のレッテルを貼られてしまうのです。

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【緊急投稿】ぽってかす~の考察

NHK連続テレビ小説『ちむどんどん』の影響がと思われますが、巷で “ぽってかす~” という沖縄方言がちらほら聞こえてくるようになった気がします。ちなみに “ぽってかす~” も馬鹿を意味する方言ですが、これまた “ふら~” とは大分ニュアンスが異なります。前回の記事同様、ブログ主なりに “ぽってかす~” について言及します。

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【緊急投稿】ゲレンの考察

唐突ではありますが、今回は “ゲレン” という沖縄方言について考察します。参考までにネット検索すると “馬鹿” と解釈しているケースが多々見受けられますが、同じく馬鹿を意味する “フラー” とは大分ニュアンスが異なります。

ちなみに日本語には “外連(けれん)” という単語があり、ごまかしやはったりを利かせたという意味になりますが、沖縄における “ゲレン” は「常軌を逸した」の意味で用いられるケースが多いです。接尾辞の “むにー(~言)” を付けると分かりやすいので、両者の違いをブログ主なりに説明すると、

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名称の考察 – おきなわ編

今月2日、当運営ブログで “名称の考察 – りうきう編” と題した記事を掲載したところ、予想の斜め上を行くアクセス数がありましたので、今回は調子に乗って “おきなわ” の名称について考察します。

結論を先に申し上げると “りうきう” が外来語であるのに対し、”おきなわ” は地元固有の地名なんです。『沖縄大百科事典(ア~ク)』の427~428㌻、および『おもろさうし』を参照し、ブログ主なりに考察したところ、

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名称の考察 – りうきう編

今回は少し真面目に “りうきう” の名称について考察します。その理由は(ブログ主が確認した限りですが)おもろそうしには “りうきう” という単語が見当たらないとの思い付きからです。15世紀以降は国際的に “琉球” の呼び名が広まったにも関わらず、沖縄最古の文献である「おもろそうし」に見当たらないのは変だと思いつつ、ブログ主なりに考えをまとめてみました。読者のみなさん、是非ご参照ください。

まず、『沖縄大百科事典』の下巻(ナ~ン)、851㌻の“琉球 りゅうきゅう” に関する記述を要約すると、以下の通りになります。

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