本日(27日)ブログ主は琉球新報朝刊を読んで思わずため息をつかざるを得ませんでした。その理由はコラム〈金口木舌〉の内容にがっかりしたというか何というか、現在の記者の”劣化”を実感したからです。
国連気候行動サミット2019に関してはブログ主は門外漢のため言及できませんが、たしかに同サミットにおいて日本が温室効果ガス排出対策に関して具体的な提言を行わなかったことや小泉進次郎環境相の発言あたりは批判の対象になるでしょう。同コラムでもその点を指摘していますが、だからといって(自称)若者代表のグレタ・トゥンベリさんの行動を賞賛するかのごとき文面はいかがなものか。
政権を批判するのは既存マスメディアの”特権”ですが、その権利は慎重に行使してもらいたい。グレタ・トゥンベリさんの生い立ちやこれまでの言動を詳しくチェックした上でのコラム掲載なのか、
はたして琉球新報社のファクトチェックは正常に機能しているのか
と突っ込みたい気分になります。琉球新報社の記者が超多忙なのは承知の上ですが、彼女のような正体が不明でなおかつ世間の評価が極端に分かれている人物については厳密な”ファクトチェック”の上で取り上げてほしいと思うブログ主であります。参考までに該当コラム全文を書き写しましたので読者のみなさん是非ご参照ください。
金口木舌
「私たちは絶滅に差し掛かっているのに、あなたたちが話すのは、お金のことと永遠の経済成長というおとぎ話だけ」。米ニューヨークの国連本部で開かれた「気候行動サミット」で」スウェーデンのグレタ・トゥンベリさん(16)が発言した。
同サミットで77カ国の首脳らが2050年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする長期目的を表明した。トゥンベリさんは各国で議論される温暖化対策の不十分さを指摘した。
安部晋三首相はサミットに出席せず、日本は長期目標を表明した77カ国に加わらなかった。政府は脱炭素社会の実現を目指す長期目標を発表しているが、二酸化炭素の排出量が多い石炭火力発電の利用は続ける方針だ。
サミットに参加した小泉進次郎環境相は前日の22日のイベントで、脱炭素化に向けた具体的方策を質問されて言葉に詰まった。同日の記者会見では気候変動対策について「楽しく、クールで、セクシーに取り込むべきだ」と発言し、国内外で報じられた。
「セクシー」の具体的な内容を問われると「説明すること自体がセクシーじゃない」などとはぐらかした。
トゥンベリさんは温室効果ガス排出量の多い飛行機を使わず、ヨットで米国を訪れた。行動を伴う発言には説得力がある。上の世代から、つけを回されることを拒む彼女の怒りに、空疎な言葉で応えるわけにはいかない。
引用:令和元(2019)年9月27日付琉球新報1面
【参照リンク】
【追記】彼女にの言動に対してはネット上で賛否両論ありますが、ブログ主が一番共感したのは村西とおるさんのつぶやきです。
スウェーデンの環境活動家のグレタ・トゥーンベリさん(16)が、裏切ったら許さない、のタンカ。この小娘のご託宣をありがたがっているムキがあるが、気は確かか。もし手前どもの娘なら大人に向かって口のきき方もわからないのか、と張り倒す。産業の発展により人類は飢餓や疫病から劇的に救われたのだ
— 村西とおる (@Muranishi_Toru) September 25, 2019