第48回衆議院選挙が10月10日に公示され、12日間の選挙戦に入りました。全国で1180人が立候補、我が沖縄県でも12人の候補者が熱い選挙戦を繰り広げています。11日の新聞には一面で候補者の写真が掲載されていましたが、一人だけ明らかに目立つ候補者がいることに気がつきました。
下図が11日付けの沖縄タイムスの1面です。注目は4区の仲里利信(なかざと・としのぶ)候補で写真を拡大します。
拡大写真を見ると鉢巻に“畑を守る”と記載されています。他の候補者に比べると異質極まりない文言で、一瞬我が目を疑いました(画像を見た瞬間、このオジーは笑いを取りに着ているのかと本気で思いました)。
ちなみにチラシを入手しましたので画像をアップします。オール沖縄の候補者らしいメッセージが並んでいるので、別にめずらしくもなんともないのですが、“畑を守る”ための公約が見当たりません(強いて言うなら④の『雇用と福祉の充実、未来をひらく離島振興へ』の部分でしょうか)。
参考に選挙ポスターの画像も貼り付けします(与那原町東浜に掲示されていました)
沖縄タイムスの3面に記載されていた、仲里候補に関する記事もアップします。
辺野古は血税の無駄 – 仲里利信陣営 –
私の政治の原点は、戦争につながるものはすべて反対すること。10月10日(73年前)ちょうどこの日、那覇の街が焼け、黒煙がもうもうと上がる姿が私の脳裏を離れません。今の自民党県連や自民党の国会議員たちは安倍首相の使いっ走りだ。辺野古はもう終わった話だとし、お金を使っては県民を分断している。辺野古は軟弱な地盤で基地は造れない。血税の無駄遣いだ。今回の選挙、本当のウチナー自民党の代表である仲里利信を再度国政に送っていただきたい。ハルサーの代表としてTPPも反対し憲法改正も絶対に反対する。
振興予算 からくり指摘 – 仲里利信さん –
仲里利信さん(80)は、うぐいす色の鉢巻を身に着けた支援者約150人に囲まれ、兼城十字路での出発式に登場。朗らかな笑顔で一人一人と握手を交わして回った。会場近くを通る車からクラクションを鳴らし、手を振る有権者の姿も見られた。
午前8時50分ごろには翁長雄志知事も応援に駆け付け、笑顔で固く手を握り合った。
第一声では自身の政治の原点として「戦争につながるものは全て反対」と表明。また、前回の選挙同様に、沖縄振興予算について最も多く訴え、「一括交付金でウチナーをコントロールしようとしている」と批判した。
ハルサーの代表としてTPPに反対する←これは分かる、憲法改正も絶対に反対する←???という感じになったのは気のせいでしょうか。農民代表を自負するなら、公約のトップバッターに辺野古反対ではなく、農業政策について明記してほしいです。そのため「でも、何かが違う」という印象を拭い去ることができません。ほかにも突っ込みたい部分はありますが、今回はこの程度に留めて記事を終了します。
【関連リンク】
・仲里利信|公約を守る! http://nakasato.okinawa/