去年の今日(2016年9月16日)、Twitter 上で「来年の今日。沖縄独立。」とつぶやいて大炎上させた人がいました。本日もあと3時間ほどで終了ですが、まだ沖縄は独立する気配がありません。
むしろ沖縄独立論、あるいは琉球の自己決定権うんぬんの議論が下火になっていて、独立論のほうが終了のお知らせになりつつあります。沖縄二紙が取り上げなくなっていますし、東アジア情勢がキナ臭くなっているのに独立論を唱えるKY(空気読めない)な人たちのことを、(本物の)沖縄市民の大多数は歓迎しません。
ブログ主は現在アメリカ世を生きた人たちの回想録を片っ端から読んでいますが、「俺たちはいずれ沖縄に復帰する。そのために少しでも自治権を拡大しなければならない」とい強い想いは保革共通です。そして昭和43年(1968)には主席公選を勝ち取り、昭和47年(1972)には念願の祖国復帰を果たします。
ブログ主にとって昨今の独立論は、本土復帰に向けて奮闘した先人たちの気持ちを踏みにじる行為にしか思えません。アメリカ世を生きた先輩たちは「戦争で失ったものを取り戻す」ために精いっぱい生きてきたのです。現代においても米軍基地に代表されるように、まだ失ったものは総て取り戻せていません。ただし先人たちは豊かな現代社会の基礎を築いてくれました。ブログ主はそんな先人たちを心から尊敬します。
だから気軽に「沖縄独立」なんて気軽に唱える知識人は正直許せないものがあります。いい加減「沖縄は差別されている」という呪いの文句から一日も早く解放されるよう切に願うところであります。(終わり)
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