心底気持ち悪い

今年の8月からブログ主は定期的に阿麻和利に関する記事を配信しています。その際に「おもろさうし」だけでなく、必要に応じて古典史料もチェックしていますが、ふとしたきっかけで『論語』の中に「子夏曰小人之過也必文(子夏曰く、小人の過つや、必ず文る)」の一節があったのを思いだしました。

参考までにGoogle AIによる検索結果によると、

「小人の過つや必ず文る(しょうじんのあやまつやかならずかざる)」は、品性の卑しい人は過失を犯しても改めようとせず、言い訳をしてごまかそうとするという意味の慣用句です。「論語」子張篇に由来しており、品性下劣な小人物が過ちを犯したとき、君子ならばすぐにも改めようとするものだが、小人はあれこれ言い繕って弁解し、ごまかそうとするものであることにたとえています。

とあり、孔子の時代も現代社会も人間の本性は変わらないんだなと痛感します。

ちなみに日本では君子(品格が高い)↔小人(品性の卑しい人)と解釈するのが一般的ですが、君子(指導者)↔小人(一般人)に置き換えて解釈しても意味は通じます。つまり一般の人たちは過失をごまかそうとするが、指導者はそうあってはいけないという戒めの一句とも捉えることもできます。

ではなぜ、論語の有名な一句を思い出したかというと、2日前のXで大炎上した名護市議の投稿を見てしまったからです。なおご本人は拡散歓迎、「これで良い」とつぶやいてますので、当ブログにて引用しまます。

ハッキリいってブログ主は自衛隊のキャラクター(おまねこ)には関心ありませんし、特に性的な連想も抱きませんが、投稿が炎上した際の彼の反応には強い興味を覚えました。よく言えば自分の性癖が誤解されるのを恐れずに自衛隊を批判する “令和の君子” であり、悪く言えばアフターフォローができない政治家でもあり、そして

謝るのも一つの才能なんだな

と改めて実感した次第であります。

ただしこの手の人材が政治家として活動している現代社会の懐の大きさに有難さを覚えつつ、心底気持ち悪い今回の記事を終えます。