俺が調子に乗ってセンバツ出場予定校(九州地区)について語ってみた件

今月6日、ブログ主がチャンネル登録(YouTube)している「野球探偵(やきゅたん)」に「 【高校野球】2025年 選抜甲子園 出場校予想!」と題した動画が配信されていました。そのなかで九州&沖縄地区の出場予想校として、沖縄尚学(沖縄1位・優勝)、エナジック(沖縄2位・準優勝)、柳ヶ浦(大分2位・ベスト4)、西日本短大付属(福岡1位・ベスト4)の4校を挙げていました。

この点についてはブログ主も同意見ですが、ここはひとつ調子に乗って九州代表予想校の “番付 ” を考察しました。ハッキリ言って “お気持ち表明” レベルの内容ではありますが、来春のセンバツ大会を観戦する上での参考にしていただけると幸いです。

先に九州4校の順位を発表すると、沖縄尚学(以下沖尚)>西日本短大付属(以下西短)≧エナジック>>>>>>>柳ヶ浦になります。明治神宮大会や秋季九州大会で大敗した沖尚と西短をトップ2に挙げているのは意外かと思われますが、その理由について順を追って説明します。

沖縄尚学

明治神宮大会では敦賀気比高校に11-5で大敗しました。その理由はいたって簡単で、西尾典文氏がX上で公開したデータを参照すると一目瞭然です。データは初戦の各チームのストライク率をまとめたものですが、60%を切ったチームは初戦で負けており、その中でも沖尚の数値が極めて低いことがお分かりかと思われます。ハッキリいって投手の調整に失敗したんですね。

たしかに神宮大会では “交通事故レベル” の負け方でしたが、ブログ主は全然心配していません。今年のチームは2年前と違い突出した選手はいませんが、走攻守に野球センスあふれる平均値の高い選手を揃え、冬トレでしっかり仕上げてこればセンバツ本番でも十分活躍が期待できます。個人的には前嵩雄基投手、比屋根渉外野手を要した平成17年(2005)のチームに近い印象があります。

秋季沖縄大会から気になっている点をひとつ挙げます。これは沖尚に限らずですが、ゴロヒットに対する外野手のチャージが “ゆるい” のです。つまり攻撃面はともかく、新バット導入後のディフェンスにまだ対応できてない感がありますが、センバツまでにどのような対策を施してくるか見物です。

注目選手はやはり末吉良丞投手(1年)でしょう。彼に関しては「りうきうの逸材」と題した記事を2つ配信してますので、是非ご参照ください。

【2024年】りうきうの逸材 – 末吉良丞(沖尚1年)
【2024年】りうきうの逸材 – 末吉良丞(沖尚1年) vol.2

西日本短大付属

秋季九州大会の準決勝で、沖尚に1-11(6回コールド)で大敗しているため、高校野球ファンの受けはいまいちかと思われますが、ブログ主はこのチームはセンバツ本番で躍進するのではと見ています。たしかに試合はひどい内容でしたが、西短のバッターは末吉投手の失投はちゃんと捕えていましたし、選手個々の質は沖尚ナインと同等のように見受けられました。

よく考えると、西短は夏の甲子園で3回戦まで勝ち進み、秋季大会のスタメンにも夏のメンバーが6人名を連ねていますので、秋季福岡大会から、九州大会ベスト8まで危なげなく勝ち進んできたのも頷けます。

なお見逃せない弱点が2つあり、ひとつはエースの中野投手はともかく、2番手投手が未知数であることと、ファースト守備がディフェンス上で大きな穴になっている点です。このあたりを冬トレでどう修正してくるか、センバツ本番ではブログ主推しの西短に是非注目してください。

エナジック

センバツ大会でおそらく大きな注目を浴びるであろうエナジックですが、ブログ主は西短よりも下の評価をしています。理由は簡単で、エナジックは創部3年目、何もかもが初めての経験でセンバツ本番に臨むからです。10年前にセンバツ出場した美里工業と同じパターンになるのか、はたまた快進撃を見せるのか、全く想像がつきません。ちなみに、両チームを現場で見たブログ主は今年のエナジックのほうが美里工業よりチーム力は上とみてます。

現時点でエナジックには致命的な欠点があります。それは「短期決戦を戦い抜けるだけの体力に欠ける」ことです。秋季九州大会の決勝でらしからぬミスを連発した理由そのものであり、現時点における沖尚との「差」でもあります。

それとエナジックナインは「自分たちの野球を貫く」意識が強すぎます。試合中うまくいけばそれでいいのですが、空回ったときになかなか修正が効かず、ミスを連発してしまう点も見逃せません。その理由は簡単で、ベンチがサインを出さないから作戦の軌道修正がなかなかできなのです。

厳しい意見が続きましたが、エナジックの久高颯投手(2年)は、(秋九初戦で)神村学園に完投勝ちした投手として、センバツでも大注目の存在になるでしょう。野手もイーマン琉海内野手(2年)など俊足ぞろいの選手を揃えていますが、ブログ主の推しは福本琉依外野手(2年)です。 “二刀流” として彼の活躍がセンバツを戦う上でのカギになると確信しています。

以上3チームについて言及しました。なお柳ヶ浦については厳しい意見の連発になりそうなので(言及は)差し控えさせていただきます。なお、近年の秋の九州地区は「レベルが低い」と見る向きがあり、ブログ主も強く否定できない部分があります。それ故に代表校は冬トレでチームをしっかり仕上げてきて、春のセンバツでは世間をあっと言わす活躍を見せてほしいと願いつつ、今回の記事を終えます。