【2024年】りうきうの逸材 – 末吉良丞(沖尚1年) vol.2

今回は第74回沖縄県高等学校野球秋季大会(以下秋季沖縄大会)の準決勝、決勝で登板した末吉良丞投手(沖尚1年)の動画を紹介します。というのも、画質が悪いにも関わらず、前回紹介した記事のアクセス数が凄かったので、今回は画質の良い動画を撮影してきました。その中でも個人的にお気に入りの動画を紹介します。高校野球ファンのみなさん、是非ご参照ください。

10月5日、コザしんきんスタジアムでの準決勝は悪天候により2度の延長があったのですが、その悪条件のなかでも末吉君は辛抱強く投げ抜き、9回1失点12奪三振の好投を見せてくれました。さすが沖尚のエースナンバーを背負うだけはあります。

まずは準決勝1回表の投球練習の動画をご参照ください。軽く投げているように見えますが、バックネット裏で見たストレートはエグいの一言です。

そして最初のバッターから三振を奪う動画です。

次は2回表、4番バッターに対する投球ですが、見た限り左打者には投げにくそうにしていました。その理由は簡単で、末吉君は腕を強く振って投げると、ストレートが抜ける傾向が強いのです。

実際にストレートが抜けまくる投球動画を紹介します。ただし現時点ではそこまで心配する必要はありません。

最後に、決勝戦9回裏ノーアウト1.2塁の投球動画を紹介しますが、フルパワーで投じたの末吉君のストレートのエグさがお分かりいただけるかと思われます。なお、このシーンをバックネット裏でみたブログ主は(あまりの凄さに)変な声が出そうになりました(笑)。

いかがでしょうか。今回は動画の大盤振る舞い(笑)ですが、末吉君の凄さを実感していただけると幸いです。現時点での彼は同時期の宮城大弥投手(興南→オリックス)より、平均球速で(推定)5㌔は速く、しかも夏の大会で見られたストレートのバラつきもある程度改善されており、県レベルではつけ入るスキがないかなと思わせるレベルです。

個人的に彼に求めるのは一つ、ストレートの質を可能な限り均一にすること、それだけです。準決勝、決勝でも腕を強く振ろうと意識すればするほどストレートが抜ける傾向が顕著でしたので、その点を時間をかけて改善すれば、3年次には日本を代表する左腕になること間違いない逸材です。なので、ブログ主は彼の成長を気長に、そして暖かく見守っていこうと決意しつつ今回の記事を終えます。