令和のうちなー弁当事情 – 辻スーパー編

先日、沖縄食堂の閉店ラッシュについて興味深いブログを見つけました。オキナワンロック&コザガチ勢のコサイミキさんが10月13日付でNOTEにアップした沖縄食堂エレジーがその記事ですが、文中に「食堂の相次ぐ閉業の一方でコロナ禍でテイクアウトして食べられるからかお弁当屋さんは盛況と聞いた。」との記述があります。

事実、令和の沖縄社会は従来のうちなー食堂にかわって“弁当屋” が活況を呈しており、「沖縄食堂エレジー」では一例として、NHKで放送された弁当の店 井筒屋(宜野湾市大謝名)のリンクが貼り付けされていました(実は井筒屋の道向にあるかつら食品も人気あります)。

今回は試しに、那覇市辻で現在も24時間絶賛営業中の「辻スーパー」を複数回訪れ、弁当屋や総菜をテイクアウトし、波の上ビーチでまったり試食したレポートをアップします。B級グルメ好きな読者の皆さん、是非ご参照ください。

(注)なんで辻に入り浸っているわけ? との野暮なツッコミはNGでお願いします(*- -)(*_ _)ペコリ

・10月2日、ブログ主は辻スーパーを訪れ、ポーク玉子おにぎり(マヨネーズ)200円、チーズ&メンチカツおにぎり280円、計480円を購入し、波の上ビーチに移動しました。

・ポーク玉子おにぎりのマヨネーズ・バージョンを提供している店舗は、ブログ主が知る限り「辻スーパー」と沖縄市中央の「中央マート」ぐらいでしょうか。

・次に、チーズ&メンチカツおにぎり(確かそんな名前)を完食しました。ボリューム満点でこれだけでおなか一杯なります。なお、温めると “しに美味くなる” と確信しました。

・次は10月12日に来店、今度は300円弁当と、総菜(メンチカツ&ハムカツ)、計600円を購入し、再び波の上ビーチに移動&試食しました。

・昨今の「うちなー食堂」の定食は平均850円ぐらいですが、テイクアウトの場合600円でこのボリューム感が味わえます。

・今回初めて食した「お弁当」ですが、塩辛くもなく、かといって物足りさも感じることなく、いい感じで完食できる、“ガチの当たり” でした。もしかするとこの弁当は女性たちにはすごい人気あるかもしれません。

・小腹を満たすだけなら、300円の「お弁当」でも十分ですが、今回は総菜もチョイスしました。ちなみに辻スーパーは店内キッチンが完備されているので、揚げ物はすべて店内で調理しています。

・コサイさんのブログを読んだ後、19日に辻スーパーを訪れ、今度は “豪遊” しようと思い立ち、通常の弁当とポーク玉子おにぎり&総菜(ささみチーズ)の計860円を購入、三度波の上ビーチに移動して試食しました。

・580円を出すと弁当が “しに豪華” に見えます。

・この「ロースかつ弁当」も、うちなー食堂ではもはや提供できないボリューム&満足感を与えてくれます。

・完食しました。もちろん “しに美味かった” です。

・ついでに、ささみチーズカツ80円とポーク玉子おにぎり(ケチャップ)200円も美味しく完食しました。

ポーク玉子おにぎりが売れ始めた当初はケチャップ入りが定番だったんです。後に「油味噌&シーチキンマヨネーズ」の空前のヒットにより、いまではあまり見なくなったのはちょっと残念かと思いつつ、美味しく完食しました。

・食後の容器は持ち帰るか、ちゃんと仕分けして燃えるゴミ箱に捨てましょう。

・いかがでしょうか。かつてのうちなー弁当は「お腹がいっぱいになればいいと思っている」との “土方系脳筋メニュー” ばかりでしたが、現在ではレディース向けの250円、300円弁当など多様なメニューを提供できるようになりました。もちろん脳筋弁当の質も格段に上がり、いまでは外れを探すのが難しいほど、うちなー弁当のレベルが著しくアップした感があります。そして平成から令和にかけての新しい食文化として定着した感のあるうちなー弁当をできる限り追跡していこうと思いつつ、那覇市辻町を後にしたブログ主であります(終わり)。