俺が調子に乗ってセンバツ展望(沖尚)を語ってみるよ – その2

今年(令和5年)3月18日から連日絶賛開催中の第95回記念選抜高等学校野球大会(以下センバツ)に関して、読者の皆様はご存じかと思われますが、我が沖縄代表の沖縄尚学は、大会初日(18日)の第3試合、大垣日大(岐阜)を相手に4-3、そして大会7日目(25日)の第1試合にて、クラーク国際(北海道)を相手に3-1と勝利し、3回戦にコマを進めました。

よくよく考えてみると、沖縄代表がセンバツのみならず、甲子園大会で2勝するのは、平成27(2015)夏の興南高校(2勝、ベスト8)以来であり、それゆえに3回戦以降の沖縄尚学の快進撃に期待が高まるかと思われますが、ためしに今回は大会9日目(27)日の東海大菅生戦について、ブログ主なりに調子に乗って言及します。

その前に、初戦と2回戦について振り返ってみますと、大垣日大との試合は

・秋の公式戦からスタメンを、特にセンターラインを大幅に入れ替えた。初日は悪天候で1時間半順延のため慣れないナイトゲーム、かつ第三試合ということもあって、試合は想定外の守備の乱れと左打者の不振が続いた影響もあり、しかも大垣日大の山田投手の好投に苦戦を強いられたが、4番仲田君の満塁ホームラン(3回裏)の4点を何とか守り切って、4-3で辛勝。

2回戦(クラーク国際)は、

・沖尚打線は相手エースの新岡投手の変化球をしぶとく見極めて、球数を投げさせつつ、3回表と6回表に効果的に加点。だがしかし、8回表に相手のミスも絡んだノーアウト1,3塁のチャンスも拙攻でつぶしてしまったため、8回裏に1アウト満塁のピンチを迎えてしまうも、エース東恩納君と沖尚ディフェンスが踏ん張り1失点にとどめる。結果的に、8回の攻防が決め手となり、沖尚がそのまま逃げ切り3-1で勝利。

になりましょうか。初戦は大苦戦、2回戦は8回裏を除けば危なげない勝利も、チーム全体にややちぐはぐ感を覚えました。ただし、2回戦を見る限り、ディフェンスの乱れは解消していましたし、何よりも左バッターに当たりが出始めたのが大きいので、3回戦では攻守にかみ合った試合を見せてくれるのではとの期待感のほうが大きいです。

それを踏まえて、東海大菅生との試合展開を予想しますが、実は3回戦と準々決勝は連戦になり、しかもベスト8の対戦相手は大阪桐蔭が有力視されているため、両チームともその点を考慮した上で試合をしなければなりません。少なくとも、沖尚は東恩納蒼投手の先発はないと看做しても構わないですし、チームの総合力が試される(試合)展開になること間違いありません。

ちなみにチーム力では秋の公式戦と練習試合の結果を見る限り沖尚が上です。

参考までに、東海大菅生の秋の公式戦データをアップを纏めてみましたが、クリーンアップ以外の打線がやや弱いのと、チームOPSも沖尚に比べるとだいぶ低いので、打撃戦の展開になると沖尚有利かと思われます。

投手データは、以前アップした表をそのまま引用しますが、東海大菅生のエース日當君は、指標的には山田(大垣日大)、新岡(クラーク国際)の両投手に比べると、やや落ちますし、チームデータも同様です。対する沖尚は東恩納君が(過去2戦において)データ通りのピッチングを展開しているので、投手戦の展開でも沖尚有利でしょう。

練習試合の勝敗は下記の通りです。

・東海大菅生:40試合23勝10敗7分

・沖縄尚学:31試合28勝3敗

この数字だけ見ると沖尚のほうが圧倒的に強く思われるかもしれませんが、東海大菅生は関東近郊の強豪校(浦和学院、慶応など)とも精力的に試合をこなしているため、あくまでも参考程度の数値です。ただし練習試合で負けないチームは選手層が厚い傾向があり、この点では東海大菅生よりも沖尚が上と見ていいかもしれません。

データ上では沖尚優位は間違いありませんが、東海大菅生は秋の公式戦で、国士舘、日大三、二松学舎に勝利して優勝しているため、地力あるチームであること間違いありません。そして、

3回戦はベスト8を意識し過ぎたチームが墓穴を掘るのではと予想しています。

ブログ主はもちろん沖尚を応援しますが、いち野球ファンととして、地区のチャンピオンに相応しい熱戦を見せてくれることを期待しつつ、今回の記事を終えます。