選挙所感

今月31日に投開票が行われる国政選挙(第49回衆議院議員選挙)に関して、現時点でブログ主が気が付いた異変について言及します。というかブログ主は選挙ウォッチャーでもガチ勢でもないため、各地区の勝敗予想については詳しく説明できませんが、それでも前回の国政選挙との大きな違いに気が付きました。

今回の衆議院選挙は傍目でみると、2010年沖縄知事選挙の構図と似ています。具体的には保守系(自民+公明)とオール沖縄(共産党)との戦いです。今年2月7日に投開票が行われた浦添市長選挙の方がわかりやすいかもしれません。ただし前の記事でも言及したとおり、共産党沖縄委員会が仕切っているわけではなく、他の政党や政治団体がだらしないため、結果として共産党が目立つ形になっています。

その場合は2010年の県知事選も、浦添市長選も共産党の推す候補は敗れてしまいました。市議や県議ならともかく、有権者の多い大型選挙(県知事選や衆参両議院選挙)ではやはり共産党の看板はマイナスに作用してしまうのです。

あと保守陣営の追い風が物凄いですね。その理由はあれほど猛威を振るった新型コロナウィルスの感染者数が10月に入って激減している点に尽きます。これは菅首相時代に取り組んで来たワクチン接種がここにきて功を奏してきたわけであり、岸田文雄総理の運の良さには本当に驚きます。コロナ感染の激減は間違いなく政権与党(自民・公明)にはプラス材料であり、だからこそ野党や一部識者はスキャンダルや組閣の期待外れでしか叩くことができないのです。オール沖縄陣営から見ると

キシダ政治を許さない!

のキャンペーンを大々的に展開できないため現場運動員の士気高揚に苦労しているはずです。

そして今回の選挙の一番のポイント(というか異変)は、選挙における

オバー情報が全く入ってこない点です。

ブログ主の所感として、去年の県議会選挙までは何らかの “オバー情報” が入ってきたのですが(ちなみに我が家の場合は革新系の情報がガチ)、今回はここにいたるまで全く聞こえてこないのです。それはどういうことかと言うに、新型コロナウィルス禍で高齢者になればなるほど自宅蟄居せざるを得ないため、選挙事務所などに顔を出す機会が激減しているからです。

我が沖縄における地域のオバーネットワークは実に大したもので、これまでの大型選挙の場合はそのネットワークを通じて有意義な情報をゲットできました。参考までに先の知事選における佐喜眞陣営の悲壮感を母は察知していましたが、今回は他選挙区どころか、地元沖縄2区の話題すら上がってこないのです。

そうなると間違いなくオール沖縄は不利です。それはすなわち

最後の頼み綱である沖縄のオジーオバーたち支持層が動けない

ことを暗示しているわけで、ブログ主は4選挙区全敗もありえるのではと本気で考えています。(終わり)