今月23日から “2020年東京オリンピック競技大会” が予定通り開催され、コロナ禍にもかかわらず連日各種目で熱い戦いが繰り広げられています。
28日時点で大会は極めて順調に運営され、そして日本は11個の金メダルを獲得し、参加アスリートたちの活躍をTV中継(あるいはネット上のストリーミング動画)で熱狂された方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
我が沖縄では7月24日に行われた女子柔道の48キロ級で渡名喜風南選手が銀メダルを獲得したあたりから俄然盛り上がってきた感があります。なぜなら渡名喜選手の両親が沖縄出身であり、つまり沖縄の高齢者が最も好むストーリが実現したのです。
久高島出身の糸数陽一選手も2大会連続4位入賞の好成績を残しました。沖縄における重量挙げのレジエンドである平良朝治さんを超える実績を残したわけで、これで盛り上がらないわけありません。それゆえに沖縄タイムスの〈大弦小弦〉でも「(中略)逆風の中だからこそスポーツがくれる元気や力を信じ、各選手にエールを送りたい」と掌返しとも受け取られないコメントを発しています。
オリンピックや高校野球の甲子園大会などのスポーツ大イベントがなぜ盛り上がるのか。その理由は参加者の目的が明確であり、そして目的達成までのプロセスが参加競技を通じてハッキリわかるからです。
つまり目的を達成するための努力は何よりも尊い
ことをスポーツを通じて世間にアピールしているが故に我々は参加アスリートたちの奮闘に感動し、そして敬意を覚えるのです。
ブログ主は前回 “ネトウヨとは何か” と題した記事を掲載し、その中で一部の堕落した市民について言及しました。その後東京オリンピックの競技が無事に行われている現時点で改めて記事を読みなおすと、五輪開催に反対している輩の言動に納得がいかない理由がハッキリわかりました。
ブログ主が案ずるに東京オリンピック反対派の言動には2パターンがあり、一つは五輪期間中にトラブルが起こった際にアリバイ言論、具体的には「オレが言った通りだろう」という “言質” であることと、もう一つは単に五輪反対の空気に乗じたお祭り的な発言です。つまり目的と手段が倒錯し、なおかつ当の本人は正義を主張しているつもりの極めて不愉快な発言であることに気が付いたのです。
だからSNS上に下記引用の極めつけの馬鹿が登場するわけです(ツイッターは当人が既に削除済なのでスクショを貼り付けておきます)
もしも本気で五輪を中止させるなら、1972年ミュンヘンオリンピック開催中に起きた「黒い9月事件」以上の不祥事を起こさないといけません。この時は大会期間中のテロ行為でアスリート11人の犠牲が出たにもかかわらず大会は続行されました。そして今回の五輪はそこまで悲惨な状況ではないとIOCが判断しているからこそ大会は開催され、極めて順調に競技が実施されているのです。
ブログ主は本気で大会を中止するつもりは全くなく、ただ反対を叫ぶそれ自体が目的の残念な反対派の言動は華麗にスルーし、ステイホームで純粋に競技観戦を楽しんでいます。そして沖縄の未来を担う若者たちには
決して目的と手段を倒錯した “残念な大人” にはなるな
と声を大にして主張して今回の記事を終えます。