11月8日のアメリカ大統領選挙で、共和党候補のドナルド・トランプ氏が勝利したことで共和党が8年ぶりに政権を奪回しました。トランプ氏の特異なキャラクターと相まって当選後は様々なコメントがありましたが、ブログ主が一番しっくりきたのが「ドナルド・トランプはアメリカの小泉純一郎だ」の意見です。
つまり20世紀型の発想だけでは21世紀のアメリカの政権を運営できないと有権者が判断したことです。本来であれば、ビル・クリントン大統領退任後にの次期大統領がその役目を務めなければならなかったのですが、2001年の同時多発テロと2007年のアメリカ発金融危機の対処に追われてしまって、その機会を逃してしまいます。
ドナルド・トランプ氏に課せられた使命は、21世紀のアメリカ像を明示することです。ただしこの役割はトランプ氏だけでなく、次期あるいは次々期の大統領の手で完成するかもしれません。アメリカは当分内政および外交で試行錯誤の連続になるでしょう。それができるからアメリカ社会は強いと実感します。
さて、トランプ大統領登場で我が沖縄県にはどのような影響が及ぶのでしょうか?答えは「何も変わらない」です。やはり中国共産党と朝鮮労働党がいる限り現状維持でしょうね。これは1949年(昭和24)の中国革命と1950年(昭和25)の朝鮮戦争の教訓からの伝統ですので、トランプ氏の一存で在沖米軍の撤退はできません。それやっちゃうと韓国と台湾を見殺しにしてしまいます。
そんな中沖縄県知事の翁長雄志氏は、トランプ氏に祝電を送り、来年2月のに訪米の意向を示しました(沖縄の基地問題を直訴するそうです)。翁長さんっていつから面白いジョークを飛ばせるようになったのでしょうか?知事の業務の辛さは察して余りありますが、もしも本気で訪米および大統領との会談を企画しているのであれば、今すぐ心療内科へ通院することをお勧めします。そしてブログ主はあと2年翁長氏が知事の激務に耐えられるかが本気で心配しています。(終わり)