観光業界の悲しい現実を目の当たりにした件

沖縄県の公式サイトからの情報ですが、令和02年度入域観光客数概況(令和03年04月30日発表)によると、令和2年の観光客数は前年度マイナス72.7%減の258万3600人という昭和63年度に次ぐ低い水準にとどまったことが明らかになりました。

令和元年(2019)と比べて減少した要因として、同サイトによると、

  • 新型コロナウィルス感染症の影響による旅行の自粛
  • 国内航空路線の運休・減便による国内客の現象
  • 海外から日本への入国制限措置がとられたことによる海外客の現象(皆減)

とあり、観光産業にとっては極めて厳しい1年だったことがわかります。

ブログ主は偶然ではありますが、コロナ禍によって官民の観光業界が心身ともに大ダメージを負った現実を目の当たりにしました。もしかすると読者にとっては小さなことかもしれませんが、ブログ主が大ショックを受けた光景を紹介しますので、是非ご参照ください。

・沖縄自動車道の許田インターから名護市に向かって北上し、白銀橋(東)交差点を左に曲がるルートで本部半島に移動しました。我部祖河そば→名護パイン園を通過して伊豆味街道をドライブしましたが、道沿いの沖縄そば屋さんの閉店が目に留まりました。一番驚いたのが3年前までは溢れんばかりに道沿いに立て掛けてあったカフェや沖縄そば屋さんの看板の数が減少していたことです。

・緊急事態宣言中の影響か、国営沖縄記念公園を訪れる観光客はほとんどいません。

・ここまでは去年も見た風景なのであまりショックは受けませんでした。だがしかし国営沖縄記念公園近くのコンビニで見た光景にはガツンと頭をぶん殴られたような衝撃を受けました。

・おわかりいただけたでしょうか。

なぜこの光景にショックを受けたかというと、観光業が全盛のころは案内標識の文字欠損トラブルはすぐに修復されていたからです。しかもこの写真から判断するに、ドル箱観光資源である国営沖縄記念公園へドライバーを誘導する案内標識の不備を長期間放置していた疑いすらあるのです。

かつて観光産業に携わったことのあるブログ主にとってはショック以外何物でもない光景であり、そしてコロナ禍によって官民の観光業界の士気が驚くほど低下していることを実感しました。そして

今年のゴールデンウィークに観光客を誘致したかった観光業界の気持ちも痛いほど理解できました。

ブログ主は一日もはやく沖縄の観光産業が息を吹き返すことを切望しつつ、悲しい気持ちを抑えながら本部半島を後にした次第であります。(終わり)