練習試合見学も3日目、有給を順調に消化しつつ、ブログ主は本日(3月11日)午前9時より興南高校グラウンドで行われた聖光学院と興南高校との試合を見学してきました。今回も聖光学院の情報は事前に調べず(せいぜい秋季東北大会優勝、選抜優勝候補の一角ぐらいしか知らない)、先ずは見たままで判断しようと思い、試合開始20分ぐらい前にスタンバイして観戦しました。野球好きの読者のみなさん是非ご参照ください。
・(画質悪)ブログ主が興南高校グラウンドに到着したのが試合開始(09:10ごろ)のたしか20分ほど前、選手たちがウォーミングアップ中で、遠めからでも選手たちの体格がいいことが確認できました。この後シートノックが始まるのですが、聖光外野陣のスローイングの巧さにビックリしました。
・本日は3月11日、東日本大震災発生の日ですので、試合開始前に選手たちが1分間黙祷を捧げていました。
・なお試合展開は興南先発の右腕投手が大乱調で波乱のスタートになります。聖光学院の右投手は3回までは好投していましたが、4回にピッチャライナーを食らってしまいその後も登板しますが、小刻みに失点を重ねて6回1/3で降板します。大事に至らないことを祈ります。
・なお興南は登板した3投手、聖光学院は2番手と3番手投手(共に左腕)が乱調で、乱打戦の展開に突入。興南はあと一本が出ず、8回裏に聖光学院は2点を追加して突き放します。
・試合終了です。3番手投手が9回は3人で抑えてゲームセット。3時間を越える長い試合でした。
聖光学院は、先発右腕が6回1/3の4失点、2番手オーバーハンド左腕が乱調で、2回1/3を投げて確か4失点、3番手のサイド左腕が1回1/3で1失点でした(なお興南の投手陣はそれ以上に炎上)。両投手陣とも変化球でカウントが稼げず、甘い球をことごとく狙い撃ちされていました。練習試合とはいえ点を取られすぎでちょっと心配です。
打撃に関しては、両投手陣のできが悪いとはいえ外野に鋭い打球が飛びまくり、ちなみに聖光打撃陣の打球の速さは前日見学した大阪桐蔭に負けず劣らず鋭いものでした。選抜本番でも大いに期待できそうです。
聖光学院は、3番と8番打者が左で、あとは全員右打者を配置していました。なお本日はDH制を採用していたため、投手は打席に立つことはありませんが、ブログ主の度肝を抜いたのが2番の右打者で、たしかホームランを含む3安打4打点で足がめちゃくちゃ速い(2回裏の2得点は彼のツーランホームランで、興南の先発右腕をノックアウトしました)。この3日間(計4試合)のなかで一番印象に残った選手です。
興南高校の戦い方にも触れておきますが、今日は2巡目までは早いカウントから積極的に打たせていました。面白いのはバントをほとんど使わずエンドラン重視で試合を進めていたことです。4,5番の右打者、そして6番の左打者(勝連君か?)7番の兼城くん(右打者)も鋭い打球を飛ばしていたので、秋の段階に比べるとチーム全体の打撃がパワーアップした印象です。ただし投手陣は今日の試合に関してはダメでした。特に捕手のパスボール5つは“渇!”といわざるを得ません。要改善です。
聖光学院に関して、投手陣は打たれてしまいましたが、チームとしての仕上がり具合は上々のように見受けられます。クジ運にもよりますが今度こそベスト8の壁を突破することが出来るのか、本大会では注目していきたいと思います(終わり)。