俺が調子に乗って第2回沖縄市高校野球招待試合 大阪桐蔭高校の観戦レビューをアップするよ。

本日(3月10日)、沖縄市のコザしんきんスタジアムにおいて高校野球招待試合が開催され、我が沖縄から美里工業高校とコザ高校の2チームが大阪桐蔭高校と対戦しました。大阪桐蔭高校は2年前の県主催の招待試合でも来沖しているのですが、その時は観戦することができませんでした。では早速ですが観戦レポートを掲載しますので、野球好きの読者の皆さん是非ご参照ください。

・今日は前日とちがって、最高気温が20度をこえる穏やかな日和で、野球観戦にはもってこいでした。前日雨乞いをした甲斐があったのでしょうか(笑)。ちなみにコザしんきんスタジアムは駐車場が少なめのためブログ主は8時20分ごろから球場前に待機していました。

・9時過ぎに球場内に入りました。土曜日開催とあって少年野球チームおよび地元のファンが多数観戦に訪れていました。

・第一試合(美里工業vs大阪桐蔭)のスタメン発表です。膝の怪我がうわさされる藤原くんは出場しませんでした。だがしかし、エースの柿木くんを始め現時点における桐蔭のガチメンを揃えてきたのはちょっとうれしいところ。

・第一試合開始です。テンションあがります。

・桑江沖縄市長の始球式です。ノーバウンドで外角低め(ただしボール)に投球したのはびっくりしました。投球フォームが地味にキレイです。

・試合終了です。美里工業も粘ったのですが、最後は押し切られてしまいました。

【第一試合の感想】

・投手:エースの柿木くんの丁寧な投球が印象的でした。本日の最速は139㌔でしたが、コントロールが抜群で美里工業は付け入るすきがありませんでした。許したヒットは2本、奪った三振は8つでさすが桐蔭のエースといったところでしょうか。それに対して二番手の左腕森本くんは制球が不安定で3イニング3失点でピリッとしませんでした。

・守備:柿木くんが投球している間は鉄壁でしたが、2番手の森本君の投球がピリッとしないせいか、桐蔭の守備のリズムが乱れました。パスボールやショート根尾くんのトンネルエラー、あと途中からサードにはいった山田くんにもミスがあり、まだ試合勘が取り戻せていないのかと思わざるを得ませんでした。

・打撃:1回裏の畳み掛ける攻撃(中川くんの2ラン含む3得点)、そして5回にはバント攻勢で相手の守備ミスを誘い3点追加するなど柔軟な攻撃も見せました。6回以降は美里工業のエース野末くんに3イニング0点に抑えられましたが、攻撃に関しては硬軟おりまぜた多彩な攻めが印象的でした。さすが全国屈指の強豪チームです。

・第二試合(vsコザ)のスタメン発表です。大型左腕の横川くんが先発で、山田くんが打順昇格していました。

・試合終了です。横川君の圧巻のピッチングが光りました(9イニング102球無四球完封)。

【第二試合の感想】

・投手:大型左腕の横川くんの投球がお見事でした。本日の最速は129㌔と決して速くなかったのですが、コントロールが抜群で初回から9回まで球の勢いが衰えることがありませんでした。コザ高校は5回に2アウト3塁のチャンスを逃したあとは、チャンスらしいチャンスを作ることができませんでした。完敗です。

・守備:第一試合と違って守備はやや集中力を欠いた印象でした。特に捕手の小泉君のパスボールの多さが気になります(たしかこの試合だけで3つPBあり)。そして根尾くんもエラー1つを記録、彼の守備は正直言うと見ていて怖い。

・打撃:コザ高校の継投策が見事にはまりました。4回まではエースの右腕が1失点、5回からは左腕投手が4イニング無失点、共通点は変化球でカウントが稼げたことと、低目を丁寧につく投球ができたことです。大阪桐蔭クラスであってもあれだけ低めにボールを集められたらちょっとキツイ。2試合目とあって打線の集中力が欠けていた印象もありましたが、今回はコザの2投手の投球を褒めたほうがいいかと思います。

ブログ主は今回始めて大阪桐蔭の試合を現地観戦しましたが、今年のチームの印象は「根尾くんを4番ショートで起用することの危うさ」を実感せざるを得ませんでした。彼は精神的にムラがあるのでしょうか、プレイに雑なところがあります。ブログ主は2009年の春の九州大会で今宮健太選手(明豊)を見たのですが、彼との決定的な違いは今宮選手にはここ一番の集中力の凄さがありましたが、根尾くんにはそれがないことです。甲子園で勝ち進む上で彼をチームの中心に添えるのはリスクが大きいのではと思います。

柿木、横川の2投手は問題ないでしょう。キレイな投球フォームから丁寧の投球するスタイルが確立しているように見受けられましたので大崩れする心配はなさそうです。ただし捕手の小泉くんのパスボールの多さは気になります。この点は本番までに要改善でしょう。

野手で目立ったのは1番センターの宮崎くん。彼の存在の大きさを痛感しました。多彩な攻撃オプションを遂行できるのも彼の存在があってこそ、現在のチームでは絶対に欠かすことのできない選手であることは間違いありません。個人的にファンになったので是非選抜本番でも大活躍して欲しいところです(終わり)。

【参考】 大阪桐蔭投手陣の結果です。ご参照ください。