俺が調子に乗って第49回衆議院議員総選挙を総括したった件 – その1

先月31日に行われた第49回衆議院議員総選挙は、今後の我が沖縄社会に極めて大きな影響、そして歴史に残る結果になると思われますので、政局素人であることを承知の上で、ブログ主なりに今回の選挙の総括記事をアップします。

ご存じの通り、今回の選挙は政権与党の自民党が公示前の276から261(小選挙区189、比例代表72)と議席数を減らしました。ただし今回は新型コロナウィルス禍の中での選挙であり、政権与党に圧倒的に不利な選挙情勢を考えると、最低限の損失で押えた感があります。

それどころか、自民党単独で255の過半数議席を確保し、なおかつ公明党と合わせると合計293議席であり、選挙前の305議席からあまり減らしていません。そのため自公連立政権は国会運営も選挙前と同じという望外の結果を手に入れることとなり、岸田総理をはじめ与党の選挙対策関係者は内心笑いが止まらないかと思われます。

ちなみに今回の選挙を一言でまとめると

立憲民主党の一人負け

になりましょうか。去年からつづく世界的なコロナ禍のような大災害の場合、(政治が悪いわけではないと知りつつも)政権側にヘイトが集中するのが歴史の常であります。事実、9月までは安倍・菅政権のコロナ対策に対する批判がメディアやネット上に氾濫していたわけであり、必然的に政権野党に支持が集まる流れなのです。

にもかかわらず、立憲民主党は選挙勢力前の109から96(小選挙区57,比例39)に減らしてしまったわけです。自民と立民が減らした分の議席は維新(11→41)が獲得した形ですが、本来であれば立民が大幅に議席を増やさないといけません。それが野党第一党の立場なのですが、それとは逆に、今回の選挙で立憲民主党は “政權を担う党にはふさわしくない” との烙印を有権者から押されてしまったのです。

というか、もしかすると立民のコア支持者による

政権を担いたくない

という本音が露呈した結果と看做したほうがいいかもしれません。

ところで今回の選挙において、ブログ主的に強く印象に残ったのが、岸田文雄総理の “運の良さ” です。彼は菅義偉氏から首相の座を引き継いで今回の選挙を戦い抜いたわけですが、超短期決戦で動員力のある政党が有利な選挙戦の中、10月にはいりなぜかコロナ感染が急速に鎮静化します。

しかも野党第一党の立憲民主党が勝手にコケるわけです。致命的なのが共産党との選挙協力で最大の支持団体の連合の不評を買ったことです。そして岸田総理は自民党単独で過半数の議席を抑えるという予想の斜め上の成果を得たわけです。

ブログ主は運のいい政治家はそれだけで “買い” と判断します。その理由は、

運のいい政治家は、特大級の災いが襲い掛かってきても、結果的に彼に都合のいいように解決される

という摩訶不思議なことが起こるからです。実は上記の内容は妄言でもオカルトでもなく、歴史を振り返ると間違いなく “その手の政治家” が存在します。

だからブログ主は今後の岸田総理の動きを最大注視してますし、今回の選挙で彼が信任されたことで今後10年の日本は安泰だと確信している次第です。

すこし話はそれましたが、今回の衆議院選挙における全体の総括はここまでにして、次回は我が沖縄県の結果について言及します(続く)。