今月22日から新聞紙上で物議を醸した浦添市動画の関連案件で、ネット上で炎上してしまった事件が発生しました。ハッキリ言って、低俗な話題で購読者の気を引こうとしたあまり、コメントを寄せた「識者」に迷惑をかけてしまった形になったわけですが、さすがに気の毒になったブログ主は備忘録として記事を作成しました。読者のみなさん、是非ご参照ください。
浦添市の動画に関連して、モバイルプリンス氏が「沖縄タイムス」「琉球新報」そして、沖縄タイムスの「エキスパートEye」にコメントを掲載しています。ちなみに、これら3つのコメントをチェックした印象は、「スマートフォンアドバイザー」の肩書通り、すなわち「専門家」として事件を冷静に説明している点です。試しに9月23日付沖縄タイムス25面に掲載された氏のコメント全文を掲載します。
発信を模索し続けて / モバイルプリンスさん / スマートフォンアドバイザー
ティックトックは1分以内の短い動画で、最初の2秒以内で印象を残さないと見てもらえない。スタートでいかに引きつけるかが求められ、内容も刺激的なものになりがちだ。
外部のクリエイターに依頼していたということだが、制作する側はインパクトを求めてしまう傾向がある。感覚をまひさせないようにしないといけない。
ただ、SNSを使って若い人向けに市長のイメージを発信することは大切で、続けるべきだと思う。ティックトックを使う目の付けどころはよかった。
全25本の動画も全てに問題があったとは思わない。無理やりにオチをつけなくても、作り方次第で再生回数は増える。守るべきラインをちゃんと引き、これからも模索してほしい。
このコメントは同日同紙25面に併記された玉城直美さん(ジェンダー平等を目指す社会起業家)の投稿に比べると、慎重かつ一般論で上手にまとめた感があります。そしてモバイルプリンス氏の関連投稿の最大のポイントは「セクハラ」という文言を避けてコメントを提供している点です。
これはブログ主の “勘繰り” ですが、彼は浦添市の全動画をチェックした際に、何か「引っかかるもの」があり、沖縄2紙の “意図” をはぐらかす形で専門家としての一般論を提供したと思われるのです。一例をあげると、沖縄タイムスでは「浦添市動画セクハラ批判」「市長が美女とホテルへ」との見出しで “セクハラ市長” のイメージを購読者に植え付けようとしているのは明白なんですが、彼はそれに乗ってこなかったのです。
※むしろ、次からは気を付けてどんどん発信してほしいとの松本市長や浦添市に対し、激励のニュアンスを込めた内容とも受け止められます。
ここで「何かひっかかるもの」とは、(被害者がいないから)セクハラ案件としてはちょっと弱い、ただし沖縄2紙の顔をたてつつ、専門家として一般論を提供してとりあえずお茶を濁しておこうとの “勘” です。ただし、このコメントによってまさか昔のセクハラまがいのWeb記事が発掘されて、ネット上で炎上してしまうなんて、夢にも思わなかったはずです。
浦添市動画も、モバイルプリンス氏の炎上もはっきり言って “ついうっかり案件” です。ただしダメージの度合いが全然違います。浦添市の場合はガチのセクハラ案件と違い、今回の動画では被害者がいません。そのため次回から気を付けて動画発信を試みればいいだけの話です。
ただしモバイルプリンス氏の場合は、(結果的に)お前が言うな案件になってしまい、しかもWEB魚拓を取られてしまったので、今後の彼の言動に今回の件が付きまとってくる危険性があります。これはハッキリ言って好ましいことではありません。
今回の件は、無理筋で相手を貶めようとした結果、沖縄2紙にとって大切なコメンテーターに迷惑をかけてしまうとの、イソップ物語顔負けの酷い案件であると強調して今回の記事を終えます。