今帰仁城跡の崩れた石垣を見にいった件

先日(7月9日)ブログ主はひさしぶりに今帰仁村の「今帰仁城跡」を訪れました。7月上旬の台風7号による大雨の影響で一部石垣が崩落したニュースに接したのがきっかけです。実際に石垣の崩れ具合をみると、新聞などで報じられている以上の深刻な状況でした。せっかく現場を訪れたので(石垣が崩落した)様子を撮影してきました。読者の皆さん是非ご参照ください。

 

世界遺産「今帰仁城跡」の石垣が崩れる 台風7号の大雨影響

世界遺産に登録されている沖縄県今帰仁(なきじん)村の「今帰仁城跡」の主郭東側城壁の石垣が幅約9.7メートル、高さ6.4メートルにわたって崩落しているのが、3日までに分った。今帰仁村教育委員会によると、台風7号による雨などの影響という。

2日に台風被害の状況を確認するため付近をパトロールしていた役場職員が崩落を発見し、村歴史文化センターに通報。石垣が崩れたのは1日午後7時から2日未明にかけての時間帯とみられている。人的被害はなかった。

今帰仁村役場が計測した降水量によると、2日の24時間降水量は67ミリだった。

崩落した石垣は、2002~04年に修理事業で整備されている。同委員会社会教育課の玉城靖文化財係長は「これまでにも台風で崩落した箇所はあるが、今回の台風のでここまで大きく崩れるとは思わなかった」と話した。付近は、観光客らが近づかないよう、ロープが張られている。

同教育委員会は、国や県に「毀損(きそん)届」を提出する。県文化財課や文化庁と調整し、災害復旧事業を活用して修復していくことを検討している。(沖縄タイムスプラス、2018年7月4日 05:52)


・我が宜野湾市から今帰仁村にある今帰仁城跡には、西原インター~許田間の高速を利用しても約2時間近くかかります。9日の北部地方は晴天に恵まれ、絶好の観光日和でした。

・入場券です(大人400円)。今回被害にあった石垣は、今帰仁城跡の一番奥側にある志慶真門郭(しけま・じょうかく)(有料区域)にあります。そのためチケットを購入しなければなりません。

・平郎門(へいろうもん・正門のこと)に向かう通路です。

・右側の建物で有料チケットの半券を提出します。以前はここがチケット売り場でした。

・昭和37年(1967年)琉球政府時代に再建された平郎門(へいろうもん)をくぐります。

・平郎門をくぐり、主郭(俗称本丸)がある場所まで登り切り、さらにその奥に志慶真門郭への入口があります。

・志慶真門郭の石垣は昭和58年(1983年)に修復されたとのことです。

・志慶真門郭内から石垣が崩落した箇所を撮影しました。予想以上の被害でびっくりしました。

・角度を変えて崩落部分を撮影しました。

・主郭(俗称本丸)側からみた石垣の崩落部分です。すでに修復作業が始まっていました。

・角度を変えての修復作業の様子を撮影しました。

いかがでしょうか。マスコミ報道などで被害状況についてはある程度把握していましたが、実際に現場に行くと、予想以上の崩落ぶりでびっくりしました。どうやら修復には時間がかかりそうですが、一日も早く作業が終わることをねがいつつ今回の記事を終えます。