おそらく昭和56(1981)年以降かと思われますが、沖縄の夏に欠かせなかった食べ物の一つにマウンテンデュー・シャーベットがあります。Wikipedia によるとマウンテンデューそのものは同年北関東から発売されたとの記述がありますが、我が沖縄では飲み物よりシャーベットが大ブレイクした記憶があります。
このシャーベットは一杯50円の手ごろ値段で、真夏日は毎日おいしく食べていた記憶があります。当時のマチヤグァー(日用雑貨販売店)にはレジの横にシャーベット製造機が設置されていて、注文するとすぐに冷たいシャーベットを食べることができました。だがしかし平成の世も30年を過ぎると、さすがにマチヤグァーそのものが見当たらないため、それに伴いマウンテンデュー・シャーベットも見かけなくなりました。
先日ブログ主は、とあるSNSでのやりとりにて、本部町でいまもシャーベットが販売されているとの書き込みを目にしました。それならさっそく現地を訪ねてみるべきと思い立ち、7月19日に実際に本部町渡久地のもとぶ町営市場を訪れました。是非ご参考ください。
・本部町渡久地のもとぶ町営市場の近くにある「仲宗根商店」、ここに現在もマウンテンデュー・シャーベットが販売されているとの情報が寄せられました。築50年(は過ぎているかも)の古い2階建て(これはめずらしい)で、いかにも復帰前後にあったマチヤグァーです。ヤンバルにはいまでも昭和の名残であるマチヤグァーがあります。
・今回は店内撮影は行いませんでした。これが噂のシャーベットですが、だがしかし、マウンテンデューではなくてC・Cレモンを使ったシャーベットを販売していました。
しかも午前中に訪れたため、完全にシャーベットになっていない件。
なお値段は50円です。
・もとぶ町営市場内にあるフリースペースです。午前11時ごろに訪れたときはシャーベットが出来上がっていなかったので、午後2時半ごろにもう一回「仲宗根商店」を訪れてシャーベットを購入しました。
・これがC・Cレモン・シャーベットの完全体です。
・スプーンにもなるストローはマウンテンデュー・シャーベットが販売されていたときにも使われてました。スプーンとしても利用できるし、ストローでシャーベットを美味しく食べることができます。
・完食です。ちなみにストローで一気に吸い上げると頭が痛くなる、マウンテンデュー・シャーベットあるあるを体験できます。
・余談ですが、仲宗根商店にははちみつ入り大判焼き(5コ)が260円で販売しています。なお味のほうは想像にお任せします。(ちなみにこの大判焼き、冷蔵庫で冷やして食べると意外にうまい)。
いかがでしょうか。日本列島は連日の猛暑に見舞われていますが、我が沖縄も例外ではありません。そのためC.Cレモン・シャーベットは確かに美味しかったのですが、でも何かが違う感が半端ありません。結論は
求む!マウンテンデュー・シャーベットを販売しているマチヤグァー
です。読者のみなさま是非ご協力よろしくお願いします。(終わり)