前回の記事において、”沖縄高校生失明事件” の関係者証言から少年の “正体” を突き止めたブログ主でありますが、今回も調子に乗って巡査(30)の “正体” について考察します。
この事件に関して、当ブログではおなじみの手法、いわゆる「公開された情報のみを利用して真実に近づく手順」を採用してますが、今回は推測した結果の現実性は一切考慮しません。つまり一見して非現実な結果が生じても、それは分析の結果と割り切って当ブログにおいて言及しています。
早速ですが、今年1月27日の01時16分のA少年と巡査(30)の接触場面について、今回は別の角度から説明します(赤矢印が少年の進路、青矢印が巡査の移動方向、黄色囲みが接触地点と推定します)。
A少年の叔母の証言によると、「進行方向右側の暗闇から警察官が急に現れ避けるも(以下略)」とありますので、少年は巡査の姿を認識直後に左側に避けようとしたこと間違いありません。なぜなら、巡査の証言によると「左手で走行するバイクを掴み」とありますので、仮に少年が右方向に避けた場合、巡査はバイクを左手で掴むことはできても、右手に持つ警棒で右目付近を殴打することができないからです(つまり角度的に少年の左側頭部を殴ってしまう体勢になってしまう)。
それと殴打について、巡査は「右手の警棒で」と言及していますが、少年はヘルメットをかぶってますので、警棒を振り下ろす、あるいは振り回す動きで右目付近を殴るのは困難です。まいどなニュースに掲載された写真を見る限り、少年は右目付近を正確に撃ち抜かねており、鞭で殴られたような痕は見当たらないことから、警官は少年を警棒を “突いて” ダメージを与えた可能性が高いと言わざるを得ません。
なお、左手でバイクを掴みながら “突く” には、右足を軸足にし、左足で踏み込んで、警棒の “柄頭” で殴打するしかありません。なぜなら警棒の先端で突くには、フェンシングのように右足で踏み込まなければならず、そうなると左手でバイクを掴むことができないからです。参考までに柄頭で相手を突くスキルは下記動画の30秒あたりのタイガー・ジェット・シンの動きをご参照ください。
※なお、この仮説について、少年のDNAが警棒のどのあたりに付着していたかを公表すれば真偽が明らかになるはずです。
ちなみに、「棒のようなもので殴られた(A少年母)」との証言もありますので、右目のダメージは警棒ではなく、右肘による打撃の可能性も否定できません。なお、左足の踏み込みからの右肘の打撃の動きは下記動画(開始から30秒ぐらいの三沢光晴選手の動き)をご参照ください。
※プロレスの試合なので相手は(三沢選手から見て)左側を向くことで、右エルボーを受け流す動きをしているが、左手で相手を掴み、右肘で右目付近を打ち抜く動きは可能。
だがしかし、警棒にせよ、右肘にせよ、時速20㌔前後で向かってくるバイクを左手で動きを止めて右手で相手の右目付近を打ち抜く打撃は極めて高度な技術を擁します。しかも、この警官はぶっつけ本番でやり遂げたのです。プロボクサー顔負けの “当て感” の持ち主と言わざるを得ません。
しかも、少年および親族の証言によると「いきなり殴られた」とありますので、凶暴性も兼ね備えているわけです。なので、巡査の “正体” は
沢村竜平(漫画「はじめの一歩」)
であると、ブログ主は結論付けざるを得ません。
最後に、今回の事件において、沖縄県警所属の警察官は極めてハイレベルの警棒技術を取得していることを確認できました。治安維持を担当する警官のレベルの高さに一市民として頼もしいとは思いつつも、残念ながら今回のような不幸な出来事も起こってしまうわけで、この事件を教訓に力の使い方には十分気を付けて、日々の業務に励んでほしいと県警に注文をつけつつ、今回の記事を終えます。