炎上芸人の卵

今月23日付沖縄タイムス2面に「山形空港の観光資源に」と題して、玉城健一郎県議のツイッター投稿が物議をかもした主旨の記事が掲載されていました。

“次世代の炎上芸人爆誕か” と勝手に想像しつつ、記事と該当ツイッターの全文を書き写しましたので読者のみなさん、是非ご参照ください。(ツイッターは玉城議員により削除されたため “消したら増えるの法則” に従いスクショを貼り付けておきます)

山形空港の観光資源に

米軍横田基地(東京都)のオスプレイが山形空港に緊急着陸し、見物人で混雑しているとした同県の18日のツイッターに対し、沖縄県議会てぃーだ平和ネット所属の玉城健一郎県議が19日、自身のアカウントで「山形空港の新たな観光資源になるのでは」などと投稿した。赤嶺昇議長は22日の県議会で、問い合わせが県議会事務局に数件寄せられているとし「今後どう対応できるかを検討したい」と述べた。

島袋大氏(沖縄・自民)が投稿を問題視し、赤嶺議長に対応を求めた。

玉城氏は19日、ツイッターに「普天間飛行場をぜひ山形へ。オスプレイだけでなく、様々な軍用機が観れるし、頻繁に外来機の戦闘機も飛来します。オスプレイだけで混雑する山形空港の新たな観光資源になるのでは」(原文まま)と投稿した。

玉城氏は22日、報道陣の取材に「一個人の見解で、沖縄の基地問題を分かってほしかった。表現が至らず反省しないといけない」と述べた。

参考までに本日付、玉城議員のツイッターもシェアします。

これら一連の投稿で、生粋の宜野湾民であるブログ主の興味を引いたのが、玉城議員が在沖米軍(施設・飛行機など)を観光資源として捉えている点であり、実は宜野湾ではごくありふれた考え方です。彼は「『(人が集まるなら)オスプレイが山形の新たな観光資源になるのでは』と沖縄の日常をふまえた上での皮肉表現を用いてしまいましたが、実際には米軍基地や航空地が観光資源になるとは認識しておりません(下略)」と苦しい言い訳をしていますが、ならば現在の嘉数高台の様子をアップしますので、読者のみなさん是非ご参照ください。

・現在の嘉数高台公園は昭和55年(1980)11月に整備されたものです。

・修学旅行だけでなく、レンタカー観光客も頻繁に訪れるようになったため、駐車場を新設しました。

・観光客目当ての沖縄そば店もオープンしています。

・昭和39年(1964)に建立した観光名所の碑です。

・現在の嘉数高台の展望台は2代目で、平成4年(1992)に建て替えられました。

・参考までに、初代は昭和40年(1965)、琉球政府の公共工事として福地組が建設を請け負いました。(写真は宜野湾市役所発行「1972年度版市勢要覧」より抜粋)

・展望台からは普天間基地が見渡せます。

・令和2年度付の最新案内板も掲示されています。

いかがでしょうか。観光名所としての嘉数高台公園の一番の売りは “普天間基地” であることがお分かりかと思われます。事実、普天間基地がなければ修学旅行生もレンタカー観光客も嘉数高台なんて訪れません。玉城健一郎議員は宜野湾市選出なので、当然ながらこれらの現実は熟知しています。ただ彼は立場上 “実際には米軍基地や航空地が観光資源になるとは認識しておりません” ふりをしないといけないのです。

だから今回の騒動に関してブログ主は、

馬鹿正直に本音を漏らしやがって、あっ!バカだからしょうがないか

との感想しか持ち得ませんし、宮城一郎さん(元 沖縄県議会議員かつオールおきなわの1番バッター)ならこんなしょうもない不手際は起こさなかっただろうと確信して今回の記事を終えます。