以前から不定期で当運営ブログの Facebook ページで告知はしていましたが、このたび無事に Amazon の審査を通過し、 “りうきう・おきなわの歴史はしに面白いわけさぁ” のタイトルでの出版が決定しました。
平成28(2016)年5月にブログを開設し、気が付いたら4年半が経過、800記事掲載の節目に出版を企画したわけですが、ブログ主の予想の超えた困難な作業で作業が実にはかどらず、気が付いたら構想から半年以上を経過してしまいました。「出版ってこんな難事業なんだ」と痛感しつつ、無事に作業も終えて “10月1日付” での販売が正式に決まりました。
Amazon の販売ページでもチェックできますが、”はじめに” の部分を掲載しますので、ご参照ください。
はじめに
「毎日沖縄そばを食べさせられている気分だ」
これはブログ主の食生活ではなく、現代の琉球・沖縄の歴史書を読んでの率直な感想です。そのこころは「同じ歴史観で書かれた本しか見当たらない」になります。実際に面白い著書は多数ありますが、例えるならたまにはカレーも食べてみたい気分にもなります。だがしかしその場合にも提供されるメニューが “カレー風味の沖縄そば” になってしまうのが沖縄の歴史業界の現状です。
いくら良質の素材を精魂込めて仕上げても、提供される品物が同一であればいずれ飽きられます。この何とも言えない物足りなさを埋め合わすことができない現状を嘆く前に、それならば自分で歴史を書いてみようと思い立ったのが「俺が調子に乗って琉球・沖縄の歴史を語るブログ」で、平成28(2016)年5月に配信開始して以来多数の読者を獲得することができました。
現在、同ブログの配信数はまもなく900記事になります。これまで施行錯誤しながら歴史に関する記事を配信してきましたが、その過程で思わぬいくつかの気付きがあり、それがまた琉球・沖縄史の理解を深める結果となりました。今回はその中からブログ主の興味を引いた事例をいくつか取り上げて、ためしに一冊の本に纏めてみました。
ブログを運営しているうちにひとつ気がついたことがあります。それは現在の琉球・沖縄の歴史認識に物足りなさを感じている沖縄県民が多くいるのではとの実感です。このたびブログ主は満を持して本を世に送り出しますが、この著作をきっかけに一人でも多くの県民が琉球・沖縄の歴史に関心を抱いていただければ、これにまさる喜びはありません。
参考までに目次は以下のようになります。
今回の出版にあたって残念なことは、個人販売ゆえに販売価格が割高(税込 1,210 円)になってしまったことです。購入先は Amazon がメインになりますが、書店でも注文販売は可能です。今回の出版は、いわば現在のブログ主の “レベル” が世間どこまで通用するのかを問う形になりますが、ひとりでも多くの読者に拙著をお読みいただき琉球・沖縄の歴史の多様性をご理解いただければこれにまさる喜びはありません。
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